草加煎餅 丸草一福

体験できるおせんべい工場

草加煎餅 丸草一福では、おせんべい工場の見学ができるお出かけスポットです。草加煎餅 丸草一福の本店で、日曜・祝日を除き毎日開催されています。

駐車場は、工場裏手の敷地を利用します。駐車区画の線が引かれていなく少し分かりづらいので、迷わないようご注意ください。

工場見学の工程としては、草加煎餅と丸草一福の歴史についてのビデオ上映、工場できたて草加煎餅の試食、製造工程の見学、手焼きせんべい体験となっています。

手焼き体験で作ったせんべいはラッピングして持ち帰ることができます。

ただし、手焼きせんべい体験は4名以上で参加する場合に限ります。3名以下での参加の場合でも、手焼きせんべい以外の工程は見学することができます。逆に、4名以上でも手焼きせんべい体験を行わないプランもあります。

工場見学の所要時間は、手焼きせんべい体験も含めておよそ60分から90分ほどになります。

工場敷地内には、販売所もありますので、工場見学の帰りにおせんべいのお土産を購入することもできます。

ビデオ情報や工場見学を通して、草加せんべいの歴史や製造方法を学び、最後に自分たちでせんべい作り体験ができるという、小規模工場ながら魅力ある工場見学になっています。

草加煎餅 丸草一福のような、小規模の工場見学としてオススメなスポットは他に、彩の国 醤游王国や、北星鉛筆 東京ペンシルラボなどがあります。

草加せんべいや丸草一福の歴史を学ぶ

工場見学の最初の工程は、草加せんべいや丸草一福の歴史や製造方法などについて、スタッフの方による説明とビデオ上映になります。こちらの写真の部屋で行われます。

草加せんべいの誕生は江戸時代にまでさかのぼります。最初は、農家で米を挽いたものを薄くのばし塩をまぶして焼いたものを、おやつとして食べました。その美味しさが次第に知られるようになり、参勤交代の制度がしかれたあたりから宿場を通して売られるようになっていったそうです。

また、草加煎餅 丸草一福の創業当時の様子や、およそ35年前の製造風景など、貴重な映像を見ることもできます。せんべい作りに対する創業当時からのこだわりが映像を通して伝わってきます。

映像を鑑賞し終わったあとには、スタッフの方からの補足説明や、分からないことや、気になることを何でも教えてくれる質問時間もありますので、何でも聞いてみてくださいね。

工場できたてアツアツのおせんべい

ビデオ上映が終わると、お待ちかねの試食タイムです。

こちらの工場で製造したできたてアツアツのお煎餅を一人一枚いただくことができます。お煎餅と一緒に緑茶も用意していただけます。一枚といっても結構大きいお煎餅ですので、食べごたえは十分です。

いただくお煎餅は、丸草一福で一番代表的な醤油のお煎餅になりますが、乾燥する前の状態なので、しっとりした感触。どちらかというとぬれ煎餅にも近い状態ですが、ぬれ煎餅には無い、パリっと感もあります。

お店で売られているお煎餅では、絶対に味わえない、工場見学ならではの特典ですね。

試食タイムが終わると、次は工場見学へ向かいます。

ビデオ上映が行われた建物のとなりが製造工場になります。こちらでは、製造工程の順序通りに製造機械や製造方法について説明を受けながら見て回ります。運が良ければ、実際に稼働している様子を見ることができるかもしれません。

特に、醤油をつけたお煎餅を機械がひっくり返しながら焼く工程などは、まさにお煎餅が完成する直前の工程なので見応えがあります。また、お醤油を焼いたいい香りがしてくるんです。

昔ながらの基本的な製法はかたくなに守りながら、機械で一部効率化をはかりながら製造している印象でした。

子供にもわかりやすい製造方法と、スタッフによる説明で、小さい子供でも理解できる内容になっています。

手焼きせんべい体験に挑戦！

工場見学が終わると、手焼きせんべい体験になります。見学コースに手焼きせんべい体験をつけていない方は、ここで終了となります。

手焼きせんべい体験は、本店敷地内にある草創庵博物館の建物内で行われます。建物内は結構広いので、お隣りとぶつかることなく安全にゆとりを持って手焼きせんべい体験を行うことができます。

手焼きせんべい体験では、１人２枚ずつ作ることができます。

最初の工程は、カチカチで真っ白の状態のお煎餅の生地を、写真のようにコンロに乗せて焼いていきます。お箸を使ってうまくひっくり返しながら焼いていき、途中で「押し瓦」で平たくしながら形を整えます。

コンロのアミは隙間が空いていますが、お煎餅は落ちない大きさですので、お箸の使い方が慣れていない子供でも、お煎餅がコンロの中に落っこちてしまう心配はありません。

コンロはかなりの高音ですので、焼いている間、結構顔があつくなってしまいますが、ちょっとガマンして焼いてみてくださいね。

小さな子供は、ママ・パパにサポートしてもらいながら作ってみましょう。

焼きあがったお煎餅にお醤油を塗ろう

お煎餅がいい具合に焼けたら、次はお煎餅にお醤油を塗りましょう。

お醤油はトングとハケを使って丁寧に塗っていきます。こちらの工程は小さな子供でも大丈夫ですね。ママ・パパは、お煎餅が動かないようにトングでおさえてあげるサポートをしてもいいかもしれません。

薄味、濃い味など、自分の好みの濃さにお醤油を調整して塗ってみてください。

ランピングして出来上がり！

お煎餅を焼いて、お醤油を塗り終わったら、写真のようにラッピングをして完成です。

乾燥する前のしっとりお煎餅です。工場見学のお土産としてあげるのもいいですし、おうちに帰って家族でじっくり食べてみるのもいいですね。

手焼きせんべい体験が終わったら、工場見学コースは全て終了になります。

手焼きせんべい体験を行ったこちらの建物は、資料館にもなっていて、実際に使用していた昔の農耕具や、古美術品を展示していますので、帰りがけに見てみるのも良いかもしれません。

レアな限定商品も手に入る

敷地内には、丸草一福の販売店もありますので、工場見学の帰りにお土産として購入するのも良いかもしれません。

特にオススメは、焼きたてアツアツのお煎餅を乾かさず、お醤油の香りごと袋にとじこめた「焼きたて太郎兵衛」という商品や、生地を天日干しし、職人が一枚一枚お箸と押し瓦で焼いている「天日干し」という商品。ここでしか買えないレアな限定商品です。

そのほかにも、チーズ煎餅や、にんにく煎餅など、ちょっと変わった味付けのお煎餅もたくさん売られていて、店頭の商品を見たり、試食したりしているだけでも楽しいんです。