岡崎市美術博物館

美術作品と博物資料の両方を展示

岡崎市美術博物館は、美術作品と博物資料の両方を紹介する「美術博物館」として1996年7月6日に開館しました。美しい自然に囲まれた岡崎中央総合公園内に位置し、栗生明氏の設計による建築はエントランスのアトリウムや透明なガラスが特徴で、自然との一体感を追求しています。

当館は「マインドスケープ・ミュージアム」として知られ、人間の内面が生み出す表現や造形を研究し、作品や資料を通じて「心を語るミュージアム」を基本方針としています。岡崎が徳川家康の生誕の地であることから、家康の時代の歴史・文化・文物を基本に展覧会を開催し、西と東の交流やバロック時代のドラマチックな表現を紹介しています。シュルレアリスムや20世紀の心の表現も含め、幅広いテーマを取り上げています。

同時に、岡崎市美術博物館は郷土博物館としても役割を果たしており、徳川家臣団の事蹟や岡崎ゆかりの文化財の展示を通じて地域の歴史と文化を紹介しています。展示の対象を古代・中世から近代に広げ、三河全体に焦点を当てています。

開館から27年間で160回以上の展覧会を開催し、120万人以上の来館者が訪れています。

岡崎市美術博物館はアクセスも良く、電車や車での利用が可能です。名古屋駅から電車でアクセスし、また東名高速道路の岡崎ICからも車で約10分で到達できます。美術や歴史に興味を持つ方々にとって、訪れる価値がある美術館です。