旧古河庭園（北区）

季節の花々が楽しめる文化財９庭園

下町の風情のある街中の一角に位置している洋館と洋風庭園、茶室もある日本庭園が楽しめるのが「旧古河庭園」です。

都立文化財９庭園の一つでもあり、季節によって様々な花を楽しむことができます。

写真は芝生の庭から洋館を眺めた景色です。11月終わりから12月はもみじやいちょうなどの紅葉が、また多くのバラが楽しめるのも特徴です。

外国人の方も多く見られました。

ガイドツアーがおすすめ

「旧古河邸」は、イギリスの御宅のような特徴的な色合いがあります。

この建物の色合いに外国のレンガを想像しましたが、神奈川県真鶴産の石を使っているのだとか。

建物内では事前予約制(空いていれば当日も可)のガイドツアーを受けるのがオススメ。

細かいところまで理解できるだけでなく、ガイドツアーのみ観覧が可能な部屋が多くあります。

洋館と和室を混合した作りは、設計したジョサイア・コンドルの日本への愛を感じます。

また当時の生活を感じることができます。

こちらでは、食堂や応接室にカフェがあるので、庭を眺めながらのんびりとした時間を過ごすのもよいでしょう。

茶室でお茶を楽しむことも

日本庭園の景色です。写真では、雪吊り、冬囲いもあり都会の中にいることも忘れ、まるで北陸にいるような雰囲気です。

また、庭園の中には、滝があるだけでなく茶室もあり時期によってお茶を楽しむことができます。庭園を囲むように馬車道もあり、当時車で馬車道を利用して邸宅まで帰ってきたことが伺えます。

洋館が一番高い場所に位置しており、全体を眺めることができ、当時は富士山を眺めることもできたのだとか。季節を変え、また訪れたくなる空間です。

バラ園では「シンデレラ」、「ロイヤル・プリンセス」、「クイーン・エリザベス」、「クリスチャン・ディオール」など様々なバラの名前を確認することができ、バラの奥深さにも触れることができます。