角館歴史村 青柳家

約3,000坪の広大な武家屋敷を探索

角館歴史村 青柳家は、400年の歴史をもつ武家屋敷です。角館の武家屋敷通りに面したところに位置しています。

上級武士にしか許されない重厚で格調高い造りの「薬医門（写真）」が目印。

約3,000坪の広大な敷地内には、重要文化財の青柳家母屋をはじめ、武器蔵、解体新書記念館、秋田郷土館、葉桜庵、武家道具館などがあります。

特に子供にオススメなのが、刀実触体験や兜体験。本物の刀や兜を身につけて、記念写真をとることができます。

また、角館では毎年4月下旬から5月上旬にかけて「角館桜まつり」が開催され、多くの観光客が訪れますが、ここ青柳家でも農林水産省の認定を受けた、日本に一本しかない珍しい枝垂れ桜の新種「青柳八重紅枝垂桜」を鑑賞することができます。

角館からほど近い場所で子供が楽しめるお出かけスポットとしては、「抱返り渓谷」があります。渓谷沿いの比較的平坦なコースをハイキングでき、小さな子供にもオススメです。

自然あふれる庭園を楽しもう

薬医門から入場し、チケットを購入したら、まず最初に見学するのが重要文化財の青柳家母屋となります。

こちらの建物は、まさに武家屋敷らしい威厳に満ちた作りと雰囲気が特徴的です。

青柳家母屋を見学し、建物から出ると、そこには自然あふれる池泉回遊式の庭園が広がります。

庭園内には数百年の年輪を刻む巨木や600種類以上の草木が繁り、四季折々の景色を楽しませてくれます。

また、石で作られたテーブル・イスも設置されていますので、ちょっとした休憩にもちょうどいいんです。

近くには角館名物のお菓子のお店があり、お菓子を１つ購入して、こちらのテーブルで休憩しながら庭園を楽しむのもオススメです。

本物の刀や槍を持って見よう

庭園の近くには、写真の武器蔵があります。

こちらの武器蔵には、青柳家の歴史を伝える貴重な鎧・兜等の武具や、文献が展示されています。特に、家宝である「六十二間小星兜」や、藤原高真による「秋田郷土刀（重要文化財）」などは見ものです。

また、武器蔵の入口付近では、刀実触体験が楽しめて、子供にも人気です。

こちらは武士の象徴でもある「刀」と「片刃槍（かたはやり）」を実際に手に取ることができるコーナーなんです。ぜひ、本物の刀や槍を持って子供と一緒に記念撮影してみてはいかがでしょうか。

アンティークな雰囲気でひとやすみ。

解体新書記念館、秋田郷土館、葉桜庵、武家道具館などを一通り見学した後に、訪れたいのがここハイカラ館。

青柳家が所蔵している大変多くの資料や展示室を見て回り、歩き疲れたら、ハイカラ館1Fの喫茶室でひと休み。アンティークな雰囲気の中、ゆったりくつろぐことができます。

また、こちらでは天然山ぶどう果汁入りの「さなずらアイスクリーム」を販売していて子供にも人気です。大人の方には、清水の神明水で淹れた「南蛮茶（コーヒー）」や「青柳ぜんざい」などがオススメ。

ハイカラ館2Fは、平賀源内、小田野直武など角館ゆかりの先人のハイカラ指向を受け継ぐアンティークミュージアムとなっています。

角館歴史村 青柳家は、角館にある武家屋敷の中でも規模の大きい施設ですので、子供連れでゆっくり見学した場合は、およそ半日弱ぐらいかけて楽しむお出かけスポットとなっています。