カクキュー八丁味噌（八丁味噌の郷）

カクキュー八丁味噌の魅力と歴史巡り

カクキュー八丁味噌は、工場見学から本社屋、史料館、味噌蔵、そして新たな玄佺館まで、多彩な魅力が広がる場所です。

大正2年に完成した本社屋は、西洋と和の調和が見事に表現されています。外観の黒と白、そして昭和の風情を残す建物内部は、当時の姿を忠実にとどめています。国の登録有形文化財となり、地震に強い丈夫な建物として、90年以上の歳月を刻んでいます。

平成8年に国の登録有形文化財に認定された大蔵は、明治40年に建てられ、平成3年に史料館として開館。昔ながらの味噌づくりの様子を再現した人形や資料、著名人の愛用記録などが展示されています。高い石垣は、矢作川の氾濫から守るための工夫です。

味噌蔵では、江戸時代初期から受け継がれてきた伝統製法で八丁味噌を仕込んでいます。木桶に大豆と塩を仕込み、自然の温度で二夏二冬（2年以上）かけて熟成。見学可能な「甲子蔵」は、大正13年に建てられ、その名前には独自の由来が込められています。

2018年に開館した玄佺館は、早川久右衛門の母方の実家の蔵を移築した施設です。森家の約400年にわたる歴史と、醸造文化を紹介するパネルが展示されています。森玄佺に因んだ名前の館は、醸造文化の探求と理解を提供しています。

訪れたらぜひ寄りたいのが売店。八丁味噌や赤出し味噌はもちろん、味噌を使用したお菓子まで幅広く取り揃えられています。

最後に、岡崎カクキュー八丁村では、カクキューが手掛ける味噌煮込みうどんや味噌串かつなどの美味しい料理が楽しめます。

見学は平日は毎時00分、土日祝は毎時00分・30分。各回の定員は50名様。是非、歴史と伝統が織り成すカクキュー八丁味噌の魅力をご堪能ください。