田牛サンドスキー場

サンドスキーと岩場・磯遊びを楽しむ

伊豆下田にある田牛（とうじ）サンドスキー場は無料でサンドスキー（砂スキー）が楽しめるスポットです。スキーと言っても、子供の場合は「そり」で滑り降りて遊びます。

周囲には、石丁場跡や、水底土石流、水冷破砕溶岩などが見られ、岩場で遊んだり、磯遊びをしたりして楽しむこともできます。

田牛サンドスキー場へは、国道136号線の「田牛入口」の信号から入り、海岸線沿いを5分ほど走ると到着します。田牛サンドスキー場入口には10台ほど停められる駐車場がありますが、夏季は有料、それ以外の時期は無料で利用できます。サンドスキー場入口の駐車場から100メートルほど先にも無料の駐車場があります。

また、時期により異なりますが周辺にも民間の有料駐車場もいくつか営業している場合があります（概ね1回500円で利用できます）。

田牛サンドスキー場の周辺にある龍宮窟や、田牛海水浴場も合わせてお出かけしたいスポットです。

「そり」はレンタルもできます

サンドスキー場には「そり」を持参するのがオススメ。ダンボールなどでも滑れなくはないですが、砂に埋もれて子供だと上手く滑れない場合があります。

もし、そりを忘れてしまったり持って行かなかった場合でも、田牛サンドスキー場から道を挟んだ向かいのお店で、「そり」や「サンドボード」をレンタルすることもできます（1日500円）。

「そり」で滑り降りるためには、まず砂山の上まで「そり」を抱えて歩いて登ることになります。靴のままでも大丈夫ですし、ビーチサンダルや裸足でもOKです。夏場は砂が熱く歩くのが大変なので、靴を履いて滑るのがいいかもしれません。

砂山の傾斜は約30度。上から見ると少し恐怖を感じてしまう角度ですが、思ったほどスピードは出ませんし、転んでも砂で痛くないので、１度滑れば慣れてしまいます。

小学生の子供でしたら、1人で滑り降りる姿が多く見られます。もちろん、1人だと不安な場合は、両親と2人乗りで滑り降りるのもアリです。

夏休み期間や、ゴールデンウィークの日中は人手が多いですが、滑り降りるのに並ぶようなことはほとんど無く、比較的ストレスなく遊ぶことができます。

ただし、滑り降りる先に人がいないかどうかを確認してから滑るようにしてください。あまりスピードが出ないとはいえ、場合によってはケガに繋がることもありますので。

磯遊びも楽しめる

サンドスキー場を滑り降りた先には、磯遊びができるポイントがあります。

海水浴場のように遠浅な地形ではないので、急に深くなる場所もあります。子供の場合は、必ず大人と一緒に遊ぶようにしましょう。

また、写真の右手方向は大きな岩山の影になりますので、夏の暑い日は、こちらの日陰で休憩するのがオススメです。

ドキドキの岩場探検はスリル満点

サンドスキー場と磯遊び場のさらに奥へ進むと、そこにはゴツゴツとした岩場があらわれます。

こちらは、海底火山の噴火でできた水冷破砕溶岩と言われるもので、地下の割れ目の中で冷え固まったマグマが隆起したものとなります。

海面から２メートルほどの高さの岩場の側面をつたって、さらに奥の岩場へと進むことができ、かなりドキドキの探検ができますが、小さな子供はちょっと危ないのでやめておきましょう。足を踏み外すと、２メートル下の海へ落ちる危険があるのと、全体的に岩肌がギザギザしているので、転んでぶつけると、結構なケガに繋がる危険もありますので。

岩場の手前でも十分に磯遊びができますので、小さな子供はそちらで遊ぶようにしましょうね。

石丁場跡もなんだか神秘的！？

サンドスキー場の周囲には、石丁場跡もいくつか見られます。

こちらは、その昔、石切をして石をくり抜いた跡になりますが、自然の岩場の中に、直線的な造人工物が融合されて、なんとも神秘的な景色が楽しめます。

岩山を登れば、石丁場跡の内部まで入ることができます。