昭和の森

東京ドーム23個分の大規模公園

千葉県千葉市にある昭和の森は東京ドーム23個分という広大な公園で、「日本の都市公園100選」にも選定されています。

園内には、たくさんの芝生広場や、109メートルのローラー滑り台や遊具、アスレチックコースで遊べます。

また、九十九里平野が一望できる「展望台」や、約200本の桜が楽しめる「お花見広場」、たくさんの渡り鳥が飛来する「下夕田池（しもんたいけ）」なども魅力です。

園内のサイクリングセンターで貸自転車（有料）を借りれば、園内約4.5キロのコースをサイクリングすることもできますよ。

小さな子供を連れて遊ぶなら、第2駐車場の近くの広大な芝生広場「太陽の広場」を拠点に、お隣りのローラー滑り台や遊具、アスレチックコースで1日過ごすのもオススメ。近くには売店やトイレもあり便利です。

また、昭和の森の敷地内には、宿泊施設の「昭和の森フォレストビレッジ」や、キャンプ場、テニスコート、野球場などの有料施設も併設されています。

昭和の森と似たような、貸自転車があって芝生広場が魅力の大規模公園は、他に国営昭和記念公園や、国営武蔵丘陵森林公園、国営ひたち海浜公園などもありますよ。

平坦なコースでのんびりサイクリング

昭和の森には、第1サイクリングセンター（第1駐車場近く）と第2サイクリングセンター（第2駐車場近く）の2箇所の貸自転車センターがあります。

借りれる自転車は、20インチから26インチまで。小学1、2年生の場合は子供のみの利用はできません（必ず保護者同伴）。まだ自転車に乗れない子供は、大人の自転車に補助イスをつけて2人乗りをすることもできます。

自転車の数は、両サイクリングセンター合わせて330台もありますので、混雑時でも自転車が足りなくなることはほぼありません。

公園内のサイクリングコースの所々に駐輪スペースが設けられていますので、遊具や芝生広場で遊んだり、展望台へ寄り道したりする場合は、駐輪スペースにとめるようにしましょう。

ただし、自転車にはカギがついていませんので、他の人の自転車と間違えないように注意しましょうね。

公園内のサイクリングコースは、第１駐車場あたりからお花見広場あたりまでの4.5キロをぐるっとまわれるコースとなっています。多少の上り下りの箇所はあるものの比較的平坦なコースで、のんびりとサイクリングを楽しむことができます。

コースは、一方通行の場所と、相互通行の場所があり、相互通行の場合は、右側通行となっていますので注意が必要です。

※コース上に走行方向の矢印も書かれていますので、それに従ってください。

関東近郊でも有数の広大な芝生広場

昭和の森の特徴の1つは、魅力的な芝生広場がたくさんあること。

特に公園の北側、第1駐車場と第2駐車場の間にある「太陽の広場（写真）」は、もう圧巻の広さで、どんなに混雑している時でも余裕をもって遊べるのが魅力なんです。ここまで広い芝生広場は、関東近郊では珍しいですね。

とっても気持ちがいいので、簡易テントを設置して1日のんびり過ごす家族も多く見られます。

また、ここの太陽の広場では、毎年4月下旬からゴールデンウィーク明けにかけて、鯉のぼりが登場します。広場の端から端に設置されたロープに、50匹以上の鯉のぼりが気持ちよさそうに泳ぎますよ。

帰り道も楽しいローラー滑り台

こちらは子供が大好き、モミジ広場にあるローラー滑り台です。

全長109メートルあるので、すべりごたえ満点！

お尻の下に敷くものの貸し出しはしていないので、段ボールや、プラスチック製の芝そりマットなど、各自持参するようにしましょう。

小さな子供は安全のためママ・パパと一緒にすべるのがいいかもしれませんね。

こちらのローラー滑り台、すべり降りるだけでも楽しいのですが、すべった後の帰り道（登り）も楽しめちゃうんです！

ローラー滑り台と並行するように大型遊具が設置されていて、ローラー滑り台を滑り終えたら今度は大型遊具で遊びながら登って来れるのです。大型遊具には、ネット遊具やロープわたり、トンネルなどが組み合わさっています。細かいものも合わせると約20ほどのパーツからできている大型遊具です。

これだけ楽しい遊具ですので、週末の天気の良い日は、ローラー滑り台に長蛇の列ができる場合があります。比較的空いている早い時間から遊ぶことをオススメします。

全部で18基のアスレチックコース

ローラー滑り台のお隣りにある「冒険広場」には、アスレチックコースが設置されています。

ここのアスレチック遊具は、全部で18基。ターザンロープ（写真）や、ネットツリー、ネットくぐり、丸太わたりなど、傾斜のある地形を利用してうまく設置されています。

「冒険広場」内も芝生が敷かれた広場になっているので、ママ・パパたちは、レジャーシートに座って見守る姿も多く見られます。

また、冒険広場の片隅には、小さな子供向けの複合遊具のコーナーもあり、アスレチックはまだ早いかなという小さな子供でも楽しむことができます。

九十九里平野を一望できる展望台

こちらは公園の東の端にある「展望台」です。

昭和の森自体が高台（標高100メートルほど）にあるので、特に高いところまで頑張って上がらなくても、見晴らしの良い景色が楽しめるんです。

こちらの展望台からは、九十九里平野が一望できます。東の方角を向いているので、元旦の初日の出スポットとしても人気です。

テーブル・イスセットも設置されていて、サイクリングや散策の休憩ポイントとして利用するのもいいかもしれませんね。

広場一面が桜色！？

こちらは、公園の中央から南側にある「お花見広場」です。サイクリングコースの折り返し地点にもなっています。

こちらの「お花見広場」では、ソメイヨシノやサトザクラなど、約200本もの桜が植えられていて、3月下旬から4月上旬にかけて、広場一面が桜色でおおわれます。

とっても広い平坦な芝生広場でもあるので、レジャーシートを広げて、お弁当を食べたり、寝転がったりするのにちょうどいい場所でもあるんです。

また、お花見広場の両端にはトイレも設置されているので、小さな子供がいても安心。

サイクリングコースとしては、こちらの広場が折り返し地点となりますが、駐輪場に自転車をとめて近くの階段を下ると、下夕田池（しもんたいけ）に出られます。

下夕田池では、季節によって様々な渡り鳥たちを観察することができます。

夏場では、ダイサギや、オオヨシキリなどが見られ、冬場では、マガモやコガモ、オオハクチョウなどが見られます。

カルガモや、オシドリ、オオバン、アオサギ、カワウ、カワセミなど、一年を通じて見られる鳥たちも生息しています。

以上のように、昭和の森では、サイクリングや散策で園内をめぐりながら遊んでまわったり、ローラー滑り台やアスレチック三昧で遊んだりして、丸1日過ごせる公園となっています。