つかもと陶芸体験教室

創業150年の蔵元で子供と陶芸体験

栃木県の益子町にある つかもと陶芸体験教室は、手軽な絵付け体験、粘土から成形する手ひねり、ロクロ体験が楽しめる本格的な陶芸体験教室です。ロクロ体験のみ、事前に電話で予約が必要です。

「つかもと」は、創業150年以上の歴史をもつ窯元で、JR信越本線・横川駅(群馬県)の駅弁「峠の釜めし」の製造を手がけていることでも有名なんです。

陶芸体験が終わってお腹が空いた場合でも、敷地内に３箇所のお食事どころがあって便利です。

1つ目は、陶芸教室のとなりの「つかもと美術記念館」にある「美術記念館茶房」。落ち着いた雰囲気の店内で、抹茶やコーヒーをいただけます。

2つ目は、美術記念館茶房のさらにとなりにある「蕎麦処つかもと」。益子産の地粉にこだわった手打ち蕎麦を、古民家を改装した店内でいただけます。

3つ目は、陶芸教室から通りをはさんで向かい側にある「レストホール」。色々な種類のメニューが揃っています。お子様ランチもありますよ。

天気に左右されないため、雨の日でも体験できる遊び場としてオススメです。益子焼きの本場窯元で子供と一緒に陶芸体験を楽しんでみてはいかがですか。

つかもと陶芸体験教室と同じような、窯元の陶芸教室として他にオススメなスポットは、蓼科クラフトヴィレッジがあります。

広々とした教室でゆったりと制作できる

陶芸教室内はとっても大きく、一度に140名が体験可能な広さです。作業机の間隔も広めにとってあるので、ゆったりと制作ができます。

所要時間は、手ひねり体験、ロクロ体験で約90分ほど。体験後は、後日スタッフが仕上げ作業を行い焼き上げるので、作品完成までには約2ヶ月（絵付け体験は約1ヶ月）かかります。送料を支払えば、郵送で届けてもらえますよ。

完成まで1〜2ヶ月ほどかかってしまうので、夏休みの自由研究は無理だと思いがちですが、そこは大丈夫。ここの陶芸教室では、夏休み限定で体験証明書を発行するサービスを行っていて、陶芸の様子を写真に撮って、体験証明書を付けて、レポートにまとめて提出する、というやり方ができるんです。

小さな子供がいると気になるのがトイレですが、こちらの建物内にはトイレが無いため、一度教室の外に出て、駐車場付近にあるトイレを利用することになります。雨の日は少し不便かもしれません。先にトイレを済ませてから体験にのぞむのが良いと思います。

発想を活かして自由に作ってみよう！

初めて陶芸体験をする子供は、「手ひねり体験」がオススメ。ロクロ体験に比べて難易度が低く作り易いのもそうですが、自分の好きな形で作ることができるのが大きな理由。子供の豊かな発想が活かせるところが魅力です。

もちろん、ロクロ体験に挑戦するのもいいですが、やはり初めての場合は難しいので、ママパパに手伝ってもらうのが良いと思います。

手ひねりでの基本形は、棒状の粘土を積み上げて作るコップ型か、平らな粘土から整形するお皿型になリますが、釜で焼くときに割れたり、欠けたりしない形状であれば、どんな形でも大丈夫です。子供の好きなように作らせてみるのがいいかもしれません。

基本的な作り方や作業の流れなどは、教室のスタッフの方がまず最初に一通り丁寧に説明してくれます。作業途中でもわからないことは何でも聞いてみるのがいいと思います。

形が完成したら、制作の記念として、作品の裏側にお名前やサインを掘っておきましょうね。

そして、最後に焼く前に作品に塗る釉薬（ゆうやく）を選びます。釉薬（ゆうやく）は6色から選ぶことができますので、焼きあがる姿を想像しながら選んでみてください。

制作が終わったあとは、粘土で汚れた手を洗いましょう。教室内の水道で石鹸を使ってキレイに洗うことができます。

完成品が届くまで約2ヶ月と長いですが、忘れた頃にやってくるという嬉しさが、また良いのではないでしょうか。