多摩動物公園

広大で自然豊かな園内

多摩動物公園は、京王線、または多摩都市モノレールの「多摩動物公園」駅にある動物園です。

車の場合は、中央自動車道「国立府中IC」から約20分。60ha（東京ドーム約11個分）という広大で豊かな自然が多く残った園内で、動物を自由な姿で展示しています。

展示動物は300種類以上。ただし、起伏に富んだ地形なため、ベビーカーで回るには少しキツイところもありますのでご注意を。

キリンやアフリカゾウ、ライオン、チーターなどの定番の動物から、コアラやレッサーパンダなどの人気動物まで幅広く飼育展示しているところが特徴です。

また、樹上性のオランウータン本来の身軽で軽快な枝渡りのようすが観察できる「スカイウォーク・タワー」など、工夫を凝らした飼育展示も見もの。

園内には休憩したり・お弁当を食べたりできる大小の広場が10箇所以上あるところも嬉しいポイントです。

多摩動物公園の他に、東京都内にある動物園としては、上野動物園や、井の頭自然文化園、町田リス園、高尾山さる園のお出かけ記事も掲載中。

ライオンバスは子供たちに大人気！

アフリカ園では、ライオンの群れをバスに乗って観覧することができる「ライオンバス」を毎日運行しています。

ライオンのエサやりなどは、迫力満点で子供たちにも大人気！ただし、春休みや夏休みの週末はライオンバスに行列ができ、乗るまで一時間ほどかかる場合があるので注意してください。

※現在ライオンバスは、バスの発着場となっている建物の耐震工事に伴い、運行を停止しています。再開時期は未定です。

ガイドツアーで動物に詳しくなろう

もう１つおすすめなのが、「園内のガイドツアー」。

ガイド役の動物解説員さんと一緒に、あるテーマにそって動物を見てまわります（「アフリカの草食動物たち」や「コアラとその仲間たち」など）。

参加は無料、事前の申し込みも不要で所要時間は約45分のツアーです。わくわくドキドキ、いろんな発見があると思います。

スポットガイド

動物展示施設の前では、曜日・時間によってスポットガイドが開催されていますので、開催時間に合わせてまわるのもいいかもしれません。

・10:00～11:30、13:00～14:00。各施設前にて開催。

• 毎日　 アフリカゾウ
• 月曜日　　マレーバク
• 火曜日　　ライオン
• 木曜日　　レッサーパンダ
• 金曜日　　インドサイ
• 土曜日　　コアラ

5/4、5/5、10/1は入園料無料！

毎年、5/4と5/5、10/1は動物園の入園料が無料になります。ただし、大変混雑しますので覚悟する必要があります。

無料デー以外の普段の週末でも、レストランは満席になることが多いので、できればお弁当やおにぎりなどを持参して、空いている広場で食べることをおすすめします。逆に空いている日にちは、動物たちがあまり活発にならない真夏と真冬です。

また、ウォッチングセンターでは、動物を楽しく観察するための無料の観察シートを配布しています。帰り際には「解説シート」を受け取れます。公式ホームページからもダウンロード可なので、ぜひ利用してみてくださいね。

オオランウータンの空中散歩は必見！

オランウータンは本来、樹の上で生活している動物です。

そんなオランウータン本来の身軽で軽快な枝渡りのようすが観察できる「スカイウォーク・タワー」は必見！

オランウータンがロープを渡っている真下から観察することができます。ロープから落ちてしまわないか冷や冷やしてしまいますが、オランウータンたちは、いとも簡単に軽々とロープを渡って見せてくれますよ。

※12月上旬から3月下旬までスカイウォークを休止していますのでご注意ください。冬の寒さが厳しくなると、寒いのが苦手なオランウータンたちはスカイウォークを渡らなくなるためです。

キリンの食事を目の前で観察できる

こちらはアミメキリンの飼育展示エリアです。

のんびりと、ひなたぼっこをしているキリンや、木にくくりつけてあるエサを一生懸命食べているキリンなどを観察することができます。

目の前でキリンがエサを食べる様子に、釘付けになっている子供たちも多く見かけます。

チンパンジーが自動販売機でジュースを

こちらはチンパンジーの飼育展示エリアです。

アスレチックのような遊具で遊ぶ様子を観察できます。

また、飼育展示エリア内にはジュースの自動販売機が設置されていて、毎日13:30からおこなう「キーパーズトーク」では、なんと！チンパンジーが自動販売機を使うようすを見ることができるんです。

ここで飼育されているチンパンジーの多くが、コインを入れて自動販売機でジュースを購入できるというから驚きですね。

昔のシャトルバスで休憩できます

多摩動物公園内の休憩広場には、写真のような現役を引退したシャトルバスが展示されていて、実際に中に入って休憩することができるんです。

ガラス窓が無いので、寒さをしのぐことにはあまり向いていませんが、日差しの強い日などに利用すると良いかもしれません。

以上のように、多摩動物公園には子供に人気の動物がたくさん飼育されているので、見どころ満載で1日かけても飽きない動物園です。

ただし、園内はアップダウンが多くあるため、全て回るには体力が必要です。園内所々にある休憩広場を利用して体力回復させながら、ゆっくりと見て回ることをオススメします。