府中市郷土の森博物館

家族で楽しい見どころ満載のスポット

府中市郷土の森博物館は、博物館と歴史的建築物（古民家）の展示、そして公園部分で構成されている大型スポットです。

博物館には、古代武蔵国府や、甲州街道府中宿の展示や、直径23メートルの大きなプラネタリウムがあります。

歴史的建築物（古民家）では、旧府中尋常高等小学校をはじめ、およそ10棟が展示されています。中でも旧田中家住宅には茶室「梅欅庵」があり、茶室の予約が入っていない日は、お抹茶と和菓子をいただくことができます。

公園部分には、水遊びの池や、芝生広場などがあり、小さな子供から大人まで幅広く遊べます。園内はベビーカーでも安心の舗装された散策路が整備され、赤ちゃん連れでも季節の花々を見ながらのんびりお散歩が楽しめます。

また、園内南側には梅園が広がり、毎年2月中旬から3月上旬にかけて梅まつりが開催されます。和楽器の演奏会や、屋外でお抹茶をいただく「野点（のだて）茶会」などの催し物も楽しめます。

園内の西の端にある「やすらぎ亭」は、誰でも無料で利用できる休憩所です。椅子の席（80席）と、座敷（60席）がありますので、小さな子供のお昼寝場所として利用したり、雨の日に昼食をとったりできるので便利です。（自動販売機も設置しています）

府中市郷土の森博物館のように、プラネタリウムと公園施設の両方が楽しめるオススメのお出かけスポットとしては、八ヶ岳自然文化園と芝生広場などがあります。

大型ドームで子供向け番組が楽しめる

入場門の近くにある博物館本館内ではプラネタリウムが楽しめます。入場する際に、時間を指定してプラネタリウムのチケットを購入します。

一日の投影回数は、平日で約2回（午後）、土日祝は約5回（午前・午後）となっています。

各回によって、子供向けの番組、大人も楽しめる番組が異なりますので、チケット購入の際には、その時間に投影している番組の内容を確認しておくことをオススメします。 プラネタリウムの番組は、定期的に入れ替わるので、季節に合った番組が楽しめます。寒い冬でもあったかいプラネタリウムドーム内で冬の星空鑑賞をしてみてはいかがですか？

直径23メートルの大型ドーム内には、リクライニングできる椅子がフラットに並んでいます。ちょっと変わった仕組みとして、それぞれの椅子に付いている回答ボタンを使って、スクリーンに映し出された質問や、クイズ、アンケートなどに答えることができます。

また、季節ごとにイベントも開催されています。オススメは、星空観測会。プラネタリウムで当日見る天体の説明などを行い、実際に天体望遠鏡を使って観察する当日自由参加型のイベントです。こちらは実際に星を見ますので夜間に実施されます。

プラネタリウムは上映10分前ぐらいから入場できます。混んでいる時は前の時間が終わったぐらいから並び始めるのが良いと思います。プラネタリウムの所要時間は30から40分程度です。

府中の歴史を子供と楽しく学ぶ

博物館本館には、プラネタリウム以外に常設展示室と企画展示室、特別展示室があります。

常設展示室（博物館２階）では、古代武蔵国府や、甲州街道府中宿に関する資料や、精巧に作られた大きなジオラマ模型などが展示されています。

府中宿周辺を「すごろく」で旅する「すごろく武蔵野さんぽ！！」や、クイズや紙芝居を使って学べるコーナーなど、子供が楽しめるポイントもいくつかありますので、ぜひ体験してみてください。

中には、ちょっと子供には難しい資料なども多く展示されていますが、お父さんお母さんに聞きながら一緒に見て回るのをオススメします。

木々に囲まれた川遊びが気持ちいい〜

府中市郷土の森博物館の南東方向にある「水遊びの池」では、夏場、多くの子供が遊ぶ姿が見られます。

写真のような川のエリア、写真右側に広がる池のエリア、両方で遊べます。どちらも水深は10〜30センチほどと浅いので、小さな子供でも安心して遊ばせることができます。川の周辺は多くの木々で囲まれていて、とっても気持ちよく川遊びが楽しめるんです。

池のエリアでは、中央にある岩場から一定間隔（※）で霧状の噴水がでます。

保護者の方が座って見守る場所としては、木陰が多い川の周辺がオススメです。池の周辺にも木陰のベンチがありますが、木陰はそれほど多くはありません。

※土日：10:00〜15:30　30分間隔

　平日：10:00〜16:00　20分間隔

　季節によって運転時間が変わる場合あり

周囲の木陰でお弁当がオススメ

水遊びの池の隣には、芝生広場があります。野外ステージのある芝生広場でのびのびと遊ぶことができます。

夏場の暑い時期は、芝生広場周辺の木陰（写真）にレジャーシートを広げてお弁当を食べるのがオススメ。芝生広場から少し高くなった場所に木陰があるので、風通しが良く、とっても気持ちいいんです。

たくさんの古民家や歴史的建物を巡る

府中市郷土の森博物館には、10棟ほどの歴史的建築物（古民家）が移築展示されています。

写真は、旧府中尋常高等小学校の建物。建物内では、当時の教室の様子が再現されていたり、尋常高等小学校に関わる資料の展示を見ることができます。

他にも、府中宿を代表する商家や農家、蔵造りの店、旧府中町役場、旧府中郵便取扱所、水車小屋などが展示されています。どの建物も中に入って見ることができるので、当時の様子を直接肌で感じられます。

府中市郷土の森博物館と同じように、たくさんの古民家を見学できるスポットとしては、三渓園や、日本民家園、西湖いやしの里根場などがオススメです。

お抹茶と和菓子でちょっと一息

旧田中家住宅内には茶室があります。

こちらでは、お抹茶とお菓子をいただくことができます。ただし、茶室が事前に予約されている場合は、いただくことができないのでご注意ください。

庭園を眺めながら、心を落ち着かせていただくお抹茶は何とも風情があり良いですよ。ぜひお子様と体験してみてください。

お抹茶は子供用に少しぬる目に入れることもできます。

また、複数のお客様がいる場合は、1つのお茶室内で相席となりますのでご注意ください。

また、茶室の隣には蔵が展示されていて内部に入ることができます。蔵の2階へも上がることができますが、階段は急で滑りやすいので、子供は特に注意してくださいね（スリッパを履いて階段を降りるとちょっと危ないかもしれません）。