大室山登山リフト

360°の大パノラマを楽しもう！

大室山は伊豆高原にある標高580メートルのプリン型のスコリア丘です。約4,000年前の縄文時代の噴火によってできました。

大室山はユネスコ世界ジオパークに認定された伊豆半島ジオパークに含まれています。単成火山という噴火様式の典型例から重要と評価され、国の天然記念物にも指定されています。また、見た目の美しさから静岡県景観賞 優秀賞も受賞しています。

大室山山頂では、「お鉢めぐり」と呼ばれる、火口の周囲が約１キロの散策路として整備されていて、360°の大パノラマを楽しみながら散策することができます。

また、山頂の火口部分は、アーチェリー場となっていますので、初心者から上級者まで、子供から大人まで気軽にプレイすることができます。

山頂まではリフトで登ることができます。

大室山は伊豆高原の定番観光スポットとして人気があり、小さな子供でも楽しめるので、伊豆旅行ついでにふらっと立ち寄れるお出かけスポットとしてオススメです。駐車場無料なのもうれしいポイントですね。

大室山と同じようにリフトで登って山頂をぐるっと散策できるお出かけスポットとしては、他に北八ヶ岳 坪庭などがオススメです。

また、伊豆半島で散策ができるオススメスポットとしては、河津七滝や、箱根十国峠などもあります。

山頂まではおよそ6分ほど。

こちらは大室山の山麓にあるリフト乗り場です。

リフトは２人乗りでセーフティーバー付き。１人で乗れない小さな子供は抱っこして乗車することもできます。

こちらの乗り場から山頂駅まではおよそ6分ほどで到着します。

観光シーズンの土日は、リフト乗り場に長蛇の列ができることもあり、乗車までに20〜30分ぐらいかかる場合がありますのでご注意ください。

大室山の山頂へは徒歩で登ることができません。こちらのリフトで登って、同じリフトで降りてきます。リフトチケットの販売も往復料金のみとなっています。

大絶景を「双眼鏡」で楽しんでみよう

山頂の散策路沿いには、写真のような双眼鏡が何箇所か設置されています。山の周囲方向に向かって設置されたものもあれば、火口方向へ向かって設置されたものもあります。

踏み台などはありませんので、小さな子供が利用する場合は、ママ・パパが抱っこしてあげてくださいね。

1回100円で利用することができます。

ぐるっと一周 約30分の散策路

こちらは山頂をぐるっとまわる散策路です。一周１キロで、子供の足だとおよそ２０〜３０分ぐらいかかります。

散策路の途中には、約300年前に安置されたお地蔵さまや、明治17年（1884年）に設置された三等三角点（※）の標石なども見られます。

※三等三角点とは：

測量を行う時の基礎となる基準点で、地球上の位置（緯度・経度）が高精度で求められた地点のことを言います。一等から四等まで定められ、重要さや基本的性質から区別されています。ちなみに、三等三角点は全国に3万2千点ほど存在します。

遠く伊豆諸島や富士山まで見渡せる

山頂散策路から見た景色です。

こちらからは、伊豆高原別荘地、城ヶ崎海岸をはじめ、遠くは房総半島、伊豆大島、三宅島などの伊豆諸島まで見渡すことができます。

また、こちらと反対の北西側からは天気が良ければ富士山も拝むことができます。

大室山には木々が生えていないので、散策路のどの場所、どの方角からも大パノラマが楽しめるのが魅力です。

なぜ木々が生えていないかというと、毎年2月の第2日曜日に山焼きが行われるからなんです。この山焼きイベントでは、先着で山焼きの着火に参加することもできますよ（有料）。

山頂のお団子やさんでちょっと一息。

山頂のリフト乗り場付近には、おだんご屋さん（大室山だんご本舗）があり、串団子（2本1皿）を販売しています。

よもぎ、きなこ、しょうゆ、みたらしなど、いろいろな味が楽しめて子供にも人気です。

また、山頂にはお土産ショップもあり、大室山オリジナルグッズや、伊豆高原の名産品などを販売しています。

隠れ家的ランチレストラン

山頂だけでなく、山麓のリフト乗り場周辺にもいろいろなお店が並んでいます。

なかでもオススメなのが「おおむろ軽食堂」。

陶芸工房「えんのかま」で作られている器で提供されるおしゃれなランチレストランです。ランチは全て「前菜プレート」「メイン」「お抹茶とお茶請け」のセットとなっていて、「メイン」の料理は自分で選ぶシステムとなっています。

レストランの入口が目立たないので、隠れ家的な雰囲気をかもしだしていてオススメです。

以上のように、伊豆旅行の途中、お昼ご飯のついでにふらっと立ち寄れ、小さな子供でも楽しめるところが大室山の魅力なんです。