横浜自然観察の森

横浜市最大の森

横浜自然観察の森は、横浜横須賀道路「朝比奈IC」から3分ほどの場所にある、総面積44.4ha（東京ドーム約9個分）の横浜市最大の森です。

4つのハイキングコースが整備されていて、どのコースも2km以内というお手軽ハイキングが楽しめます。舗装されている道を選べば、ベビーカーでの散策も可能。

円海山周辺にある「横浜つながりの森」は、横浜自然観察の森をはじめとする5つのハイキングコースが集まっています。「横浜つながりの森」に関する情報はこちらに掲載しています。

約1.6kmのハイキングコース

横浜自然観察の森では、4つのハイキングコースが用意されていますが、今回はそのうち、一番おすすめの「ミズキの道コース」をご紹介します。

自然観察センターから出発し、約1.6km、子供の足で約2時間のコースです。途中でお弁当を食べる場合は、2時間半～3時間はみておいた方がいいと思います。

様々な生物を観察。ヘイケボタルの湿地

自然観察センターを出発してしばらく歩くと、「ヘイケボタルの湿地」という場所があります。

この湿地は、くぼ地に斜面からしみ出てくる水や雨水がたまってできたものです。水があると、いろいろな生きものが集まり生息しますので、ここではいろいろな生物を観察することができます。

例えば、ショウジョウトンボやヤゴ、シュレーゲルアオガエルやオタマジャクシ、サカマキガイなど。もちろん、ヘイケボタルやその幼虫も生息していますよ。

ちなみに、ヘイケボタルの一生と言われると、みなさん意外と知らないかもしれません。

7月〜8月：　産卵

8月〜9月：　卵からかえる

9月〜6月：　幼虫期。モノアラガイやカワニナを食べて大きくなる

6月〜7月：　雨の夜に水から出て、土の中でサナギになる

7月〜8月：　サナギから羽化し成虫となる（成虫の寿命は長くて1ヶ月ほど）

夜におしりを光らせている時期って、本当に短いんですね。

クイズボードで楽しくお勉強

ハイキングコースの途中には写真のようなクイズボードが色々なところに設置されていて、家族で楽しみながら自然のことを学ぶことができます。

クイズボードをくるっとひっくり返すとクイズの答えが書いてありますよ。

ノギクの広場でお弁当

ミズキの道コースを1/3程度歩いたところで、視界が急に開け、広場があらわれます。

敷物を広げてお弁当を食べてもいいですし、1つだけですが、テーブルとイスがあるのでそこで食べてもいいです。

野鳥観察小屋

ハイキングコースの終盤で、野鳥観察小屋があらわれます。野鳥が飛来する池を小屋の隙間から観察します。ここでは年間を通して様々な野鳥を観測することができます。

カワセミやコジュケイなども観察できるかもしれません。

散策の最後にお弁当を食べるならココ

野鳥観察小屋を過ぎて、しばらく歩くと、写真のような大きな「あずまや」が現れます。

中には、大きな木製テーブルが２卓と、ベンチもたくさん設置されています。日除け、雨除けもできますし、ハイキングの最後にお弁当を食べるならココがオススメです。

ただ、まわりを木々や草などで囲まれているので、虫は少し多いかもしれません。

ここを過ぎればゴールの自然観察センターはもう目の前！あと一息です。

オムツ替えもできるキレイな公衆トイレ

ゴールの自然観察センターの近くには、結構キレイな公衆トイレが設置されています。男女別で、赤ちゃんのオムツ替えができる多目的トイレも設置されています。

自然観察センター内にもトイレがありますが、こちらの野外トイレは自然観察センターがクローズしている時でも利用できるので助かります。

以上のように、横浜自然観察の森のハイキングコースはどれも2キロほどのお手軽なコースとなっていて、アップダウンも少なく、小さな子供でも無理なく歩けるのが特徴。

高速道路出口から3分という交通の便の良さも魅力の1つです。

晴れた日の週末、大自然にふれて家族で気分転換をしてみてはいかがでしょうか。