すぎやまいちご園 いちご狩り

最大7つの品種の食べ比べもできる

すぎやまいちご園は神奈川県平塚市にある「いちご狩り」ができるスポットです。いちごの絵が入ったピンク色の建物が目印。

こちらでは、毎年1月上旬から5月中旬までの期間で、いちご狩りを楽しむことができます。ピーク時期は2月から3月。いちごはもちろん食べ放題。制限時間は、1つの品種の食べ放題コースが30分、最大7つの品種の食べ比べ・食べ放題コースは40分となっています。

午前10時からの開園で、いちごが無くなり次第終了となりますので、なるべく早い時間に訪れることをオススメします。

また、週末や混雑時期などは事前に電話による予約が必要です。混雑状況によっては予約しなくてもできる場合もありますが、予約した人が優先となりますので、安心していちご狩りができるように、事前に予約をすることをオススメします。

駐車場は無料で、農家の敷地内に約50台ほど駐車することができます。混雑時はスタッフの方が誘導してくれますので、駐車スペースを探したりして迷うことはありません。

車をとめたら、このピンク色の建物でいちご狩りの受付を行いましょう。料金は前払いです。

建物の前では、おとなしいラブラドールのワンちゃんが静かにお出迎えしてくれますよ。

すぎやまいちご園のある平塚市でいちご生産が始まったのは、実は約90年も前の昭和初期なんです。今では、すぎやまいちご園を含め20以上の農家がいちごの生産に取り組んでいます。

いちごの収穫量ではナンバー1の栃木県や静岡県には及びませんが、都心から1時間程度で来れる立地と、伊豆や箱根などの観光地の行き帰りに寄ることもできるため、いちご狩りスポットとして人気があります。

すぎやまいちご園のような神奈川県内で味覚狩りができるお出かけスポットとしては、舞岡ふるさと村のさつまいも掘りや、松本農園のみかん狩りなどがオススメです。

いちご狩り前にはお手洗いを

受付を済ませたら、受付の建物の隣りにあるこちらのお手洗いで、用を済ませてからいちご狩りへ向かいましょう。

いちご狩りの途中で、こちらを利用することもできますが、いちご狩りを行うビニールハウスの場所によっては、少し離れている場合もありますので、貴重な食べ放題の時間を減らさないためにも、小さい子供はもちろん、大人の方も食べ放題開始前に済ませることをオススメします。

いちごは水分がとても多く含まれているのと、ビタミンCも多く含まれているので、利尿作用が働き、いつもよりもオシッコが近くなりますのでご注意ください（個人差はあります）。

こちらのお手洗いの隣りには、手洗い用の水道がありますので、いちご狩りが始まる前と、終わった後に利用するのが良いと思います。手洗い用の液体石鹸もついています。いちご狩りは、手で直接つかんで口に持っていきますので、手は清潔にしてから楽しみましょうね。

コンデンスミルクはおかわり自由！

いちご狩りを行うビニールハウスの前で、いちごのヘタやコンデンスミルク（練乳）を入れる容器と、おしぼりがもらえます。コンデンスミルク（練乳）もこちらで入れてもらえます。

いちご狩りがはじまってからコンデンスミルク（練乳）をおかわりする場合は、ビニールハウスの中の入り口付近にいるスタッフの方に声をかけて入れてもらいます。好きなだけおかわりをすることができますので、遠慮せず好きなだけどうぞ。

ただし、コンデンスミルクをつけすぎるのもご注意を。いちご本来の味が薄れてしまうのもそうですが、コンデンスミルクのカロリーで早めにお腹がいっぱいになってしまいます。とは言っても、子供たちにとっては、この甘〜い練乳をつけて食べるのが楽しみで いちご狩りに来ているというのもあるのですよね。

混雑時期などは、こちらのビニースハウスの前で少し並んで待つことがあるかもしれません。

なお、ビニールハウス内には、いちごが十分にたくさんありますので、列の先頭でも最後尾でも、いちご狩り自体に影響はありませんのでご心配なく。

いちごの摘み取り方は？

いちご狩りのビニールハウス内は常に26℃前後に保たれているのでとってもあったかいんです。

すぐに脱ぐことができる薄手の上着を着用するのが良いと思います。汗をかきやすい子供の場合は、念のため着替えを持参しておくのも安心です。

また、特に小さい子供の場合は、いちごで洋服が汚れてしまわないように、食事用エプロンを持っていくのもアリです。

いちごの摘み取り方ですが、いちごを持って手前にグッと引っ張ってしまうと、茎ごと（もしくは茎の根元から）引き抜けてしまうので、ちょっとコツが必要です。

コツと言っても簡単です。指先でいちごを軽くつまんで、そっとねじりながら上に引き上げるだけ。チカラはほとんどいりませんので子供でも簡単です。

なお、すぎやまいちご園で食べられるいちごの品種は全部で約8種類。紅ほっぺ、よつぼし、とちおとめ、おいCベリー、やよいひめ、桃薫、あまおとめ。時期によって何が食べられるかはお楽しみ。

すぎやまいちご園では、いちごが大きくなっても収穫せずにあえていちご狩り用に残しておいてくれていますので、お店では見ることのできないくらい、とっても大きないちごに出会えます。

それぞれの品種の甘さと柔らかさの参考データ：

• 紅ほっぺ　：甘さ★★★★、柔らかさ★★★
• よつぼし　：甘さ★★★★、柔らかさ★★★★
• とちおとめ　：甘さ★★★★、柔らかさ★★★★
• おいCベリー　：甘さ★★★★、柔らかさ★★★
• やよいひめ　：甘さ★★★★★、柔らかさ★★★
• 桃薫　：甘さ★★★、柔らかさ★★★★
• あまおとめ　：甘さ★★★★、柔らかさ★★★★

※実際の味覚・食感には個人差がありますので、参考値としてご利用くださいませ。

美味しいいちごの見分け方は？

ビニールハウス内の通路は、大人がやっとすれ違えるぐらいの幅となっています。

また、少し高い位置にいちごがなっているので、幼児や小学低学年の子供の場合は立ったまま摘み取ることができます。大人の場合は、少しかがんで摘み取る位置です。

日に当たっているいちごはなるべく避けて、日陰のものを摘み取ると、ひんやりしていて美味しくいただけます。

いちごの生育には欠かせないミツバチもたまに飛んでいますが、近づくとミツバチの方が逃げて行ってしまうので、小さな子供でも安心して楽しめます。

美味しいいちごの見分け方ですが、実がしっかりとしていて、色はヘタの部分まで赤く鮮やかなものが美味しいいちごと言われています。いちご表面のツブツブまで赤くなっていてツブツブの周りが盛り上がっているものは十分に熟している証拠なので、香りも甘さもあり美味しくいただけます。また、ヘタが健康的でピンと張ったり反ってるのも美味しいいちごの証拠です。

いちごはビタミンCが豊富です。ビタミンCは熱に弱いので加熱すると栄養素が減ってしまいますが、いちご狩りの場合は生で食べるので、効率よくビタミンCを摂取することができるんです。

学校で風邪やインフルエンザが流行る時期でも、たくさんのビタミンCを効率よく摂取できる いちご狩りは、子供にはぴったりの味覚狩りと言えるかもしれません。

冬でも暖かく、雨や雪でも手軽に楽しめるのが、いちご狩りのいいところです。ぜひ、家族でお出かけしてみてくださいね。