神代植物公園（調布市）

芝生広場や大温室でのんびり楽しむ

神代植物公園は、大きな芝生広場や、熱帯のジャングルを思わせる大温室が魅力の公園です。

園内の散策路は平坦で整備され歩きやすく、のんびりと散歩をしながら四季折々の花々や樹木を年間を通して楽しむことができます。

神代植物公園の南側にある「ばら園」には、中央に大きな噴水があり、家族連れや年配の方々の癒しのエリアとなっています。

そのほか、公園の東側にある「うめ園」では、例年2月上旬から3月上旬にかけて「梅まつり」が開催され、梅見茶屋や、うめコンサートなどのイベントを楽しむことができます。

神代植物公園の本園は有料で入場料がかかりますが、２つの分園（水生植物園、植物多様性センター）は誰でも入場無料で利用することができます。

また、公園南東の深大寺門周辺では、老舗そば店が軒を連ね、名物の深大寺そばやお団子などを堪能することができます。

車で訪れるなら第一駐車場がオススメです。混雑時は第二駐車場や臨時駐車場を利用することになるかもしれませんが、神代植物公園の正門の目の前にある第一駐車場が便利です。

• 第二駐車場、臨時駐車場から正門まで：徒歩7分
• 第二駐車場、臨時駐車場から深大寺門まで：徒歩5分

公園内には、3箇所に売店があり、芝生広場での遊び道具やお菓子、ソフトクリームなどを販売しています。

また、園内には15箇所ものトイレが設置されていて、そのうち10箇所がおむつ交換台付きで、2箇所が授乳室がついていますので、赤ちゃんや小さな子供を連れて遊びに来ても安心なんです。

※本園：
• トイレ 9箇所
• おむつ交換台 6箇所
• 授乳室 1箇所

※水生植物園：
• トイレ 1箇所
• おむつ交換台 1箇所

※植物多様性センター：
• トイレ 2箇所
• おむつ交換台 2箇所
• 授乳室 1箇所

※自由広場：
• トイレ 1箇所

※第一駐車場：
• トイレ 1箇所
• おむつ交換台 1箇所

※第二駐車場：
• トイレ 1箇所

神代植物公園と同じように、大きな芝生広場が魅力の都内の公園としては、国営昭和記念公園や、砧公園、水元公園などがオススメです。

珍しい植物がたくさん！

神代植物公園の正門から南へ向かったところに、近代的なガラス張りの建物が見えてきます。

こちらは2016年にリニューアルし、規模の拡大とバリアフリー化した大温室です。

温室内は、熱帯花木室、ラン室、ベコニア室、熱帯スイレン室、小笠原植物室、乾燥地植物室の6つのエリアに分かれ、合計1,300品種もの植物が展示されています。

建物に一歩足を踏み入れると、そこには熱帯の植物が生い茂り、まるでジャングルのような雰囲気を味わえます。バナナやマンゴーなど、子供がよく知っている熱帯果実も見ることができます。

熱帯エリアを抜けると、次はランやベコニアといったとても色鮮やかな花々を楽しめるエリアになります。最後の乾燥地植物室では、マンガに出てきそうな見事なサボテンたちを見ることができます。

さらに、乾燥地植物室の出口付近には、食虫植物が展示されていて、ウツボカズラやその他の食虫植物を目の前で観察することができます。

普段目にすることができない珍しい植物がたくさん見られますので、子供も大人も十分に楽しむことができ、とてもオススメです。

また、冬でも上着がいらないくらい暖かいので、とてもリラックスしてのんびりと見学することができますよ。

癒しの噴水広場です

大温室から外に出て、目の前に広がるのが、この「ばら園」になります。

5月中旬から7月下旬、さらに10月上旬から11月下旬が ばらの見頃となります。ばらに囲まれた中央には噴水があり、癒しの空間となっています。

ばらを囲むようにばら園の外側には、ベンチが並べられていて、その数はまさに圧巻と言えるもの。混雑時でも十分に座れる数のベンチが設置されています。小さな子供連れの家族にとっても、ベンチが多いのは嬉しいポイントですね。

また、少し高い位置に、屋根付きの「ばら園テラス」があり、ここからばら園全体を見渡すことができます。屋根付きなので、夏の暑い時期は助かります。

毎年、秋のばらシーズンでは、秋のバラフェスタが開催され、体験型のワークショップや、軽食等を味わうことのできるバラのカフェテラスなど、秋のバラを楽しむイベントが数多く用意されます。

ただただ広い芝生で、のびのび遊ぶ

神代植物公園の中央やや北側に位置するのが、この芝生広場。

とっても広々としているので、子供たちがのびのび遊ぶのにピッタリの場所です。

芝生広場内には売店があり、フリスビーやスプラッシュラケット、シャボン玉、水鉄砲などのおもちゃから、お菓子、ジュース、アイスクリーム、ソフトクリームなどを販売しています。

また、やきそばや、カレーライス、たこやき、唐揚げ串などの軽食も販売していて、イス・テーブルも多く用意されていますので、手ぶらで来て、こちらでお昼ご飯にするのもいいかもしれませんね。

ただし、ここの芝生広場には木陰があまりありません。夏の暑い時期にお弁当を食べる場合は、芝生広場のお隣りの「築山」や「さくら園」にある あずまやを利用することもできます。

築山には、木陰も多いので、周辺に設置されているテーブル・イスで昼食をとることもできます。

芝生広場の近くには、トイレやおむつ交換台もありますので、小さな子供を連れファミリーでも安心して遊べます。

遊具などは一切ありませんので、ただただ広い芝生で、のびのび遊ぶ広場になります。

名物「深大寺そば」も味わえる

神代植物公園の南東には、「深大寺門」という入場口がありますが、こちらから公園の外に出た周辺には、老舗のそば店が軒を連ねています。

神代植物公園に隣接する場所に「深大寺」があり、深大寺の周辺では、古くから「深大寺そば」が名物として知られているんです。

お店の中でお蕎麦をいただくこともできますが、お店によっては店先のベンチで、小川を眺めながらいただくこともできオススメです。

蕎麦だけじゃなく、お団子や、そばまんじゅう、そばパンなども売っています。お昼は神代植物公園の芝生広場でお弁当を食べて、その後ひと遊びしてから、こちらでお団子やそばまんじゅうをいただくのもいいかもしれませんね。

深大寺や、深大寺周辺のそば店通りを抜けた先に、神代植物公園の分園の水生植物園があります。

※神代植物公園のチケットの半券で再入園が可能です。各入園口で半券の裏に日付印を押してもらい、再入園の際にチケットの半券を見せれば再入園できます。

無料で利用できる水生植物園

深大寺門から出た先に、水生植物園があります。こちらは、誰でも無料で利用することができます。

こちらの水生植物園では、深大寺周辺から流れてくる水からできた湿地帯に、ウッドデッキが整備され植物や野鳥などを観察することができます。

また、少し高台に位置する場所に、深大寺城跡と芝生広場があります。本園の芝生広場ほど広くはありませんが、こちらでものびのびと遊ぶことができます。

深大寺城跡といっても、城としての形はなく、城で使われていた柱の跡が残っているだけとなります。

こちらの水生植物園は無料で利用できますが、利用時間は決まっていますので（9:30〜16:30）、ご注意ください。