富士山世界遺産センター

体験しながら富士山を学ぼう！

富士山世界遺産センターは、世界遺産として登録された富士山について学べる子供とお出かけスポットです。

有料の南館（2016年6月オープン）と、無料の北館（旧富士ビジターセンター）に建物が分かれています。

子供が楽しめるのは南館。大迫力の和紙製富士山「富嶽三六○」や、展示ガイドアプリ「ふじめぐり」を使って館内の展示解説を見たり、5分で富士登山を体験できる「富士山登拝体験」、富士山や自分宛のメッセージなどを投稿できる「富士山センゲン」など、子供が楽しめる仕掛けが満載です。

北館は、パネルなどを通して富士山の自然を中心に学ぶことができます。

富士山世界遺産センターの周辺の子供が楽しめるお出かけ施設としては、富士急ハイランドや、リサとガスパールタウン、富士すばるランド、そして富士山の構成遺産として登録されている船津胎内樹型などがあります。

1/1000スケールの巨大富士山

まずは南館をご紹介します。

南館では最初に２階から見学するのがおすすめ。いきなり目の前に超巨大な富士山「富嶽三六○」が現れます。この富士山、360度・全方位から見られる巨大オブジェで、1/1000ものスケールがあるのですが、すべて和紙でできています。

照明演出によって、一日の時間の流れや季節の移り変わりで様々な表情を見せる富士山の姿を見ることができます。

また、富士山をぐるっと一周した最後に大型スクリーンがあり、富士山の四季を紹介した映像に連動して、色彩が変わる富士山を楽しめます。

ここには座席も用意されているので、小さな子供も座ってゆっくりと鑑賞できます。

バーチャル体験をしながら学べる

南館を２階から１階へ下りると、そこには富士山周辺の自然を中心に学べる展示エリアが広がります。

子供が楽しめるポイントの１つ目としては、山梨県立富士山世界遺産センターの公式アプリ「ふじめぐり」を使って、展示エリアを見てまわる楽しみ方。自分のスマホにアプリをインストールするか、１階のツアーデスクでタブレット端末を借りて利用します。

館内の展示物にスマホカメラをかざして写真解説を楽しむ「展示さんぽ」や、展示エリアの床に描かれた地図にカメラをかざして楽しむ「地図さがし」、展示エリアに点在する12人の人物像、4つの浅間神社、2箇所の道にカメラをかざして楽しむ「ＡＲスコープ」が利用できます。

解説の声は、松岡修造さんが担当しているので、子供でも親しみやすく楽しめます。

５分で富士山を登っちゃおう！

同じく南館１階エリアで子供が楽しめるコーナーとして「富士山登拝体験」があります。

こちらは、なんと！５分で富士山登頂の疑似体験ができてしまうという、ちょっと変わった体験ができるコーナーです。

とは言っても、凝った仕掛けがあるわけではなく、ただ単に登山者目線の映像を早送りでみるだけなんです。それでも、麓（１合目）から山頂までの登山道を、５分少々で体験できるのは面白いですね。

子供と富士登山をする前の下調べにちょうど良いかもしれません。

自分宛のメッセージを投稿できる

もう１つ、南館１階でおすすめなのは、富士山や自分宛のメッセージなどを投稿できる「富士山センゲン」。

備え付けの端末から、好きなメッセージを入力して、顔写真を撮影（顔写真がイヤな人は別のものを撮影してしまえばＯＫ）。しばらくすると、後ろの大型スクリーンに映し出されます。

また、富士山世界遺産センターの公式ホームページからも見れるので楽しさ２倍。過去の投稿も日付と出身地から閲覧できます。

子供の今年の目標を書いてみたり、お出かけの記念として残したり、いろいろな楽しみ方ができそうですね。

お土産ショップやカフェもあります

最後に富士山世界遺産センターの北館をご紹介します。

こちらは、富士箱根伊豆国立公園の観光情報発信を目的として建てられた旧富士ビジターセンターの名称を変更したものです。

南館に比べると、凝った仕掛けはなく、大型スクリーンやパネルを使って、富士山の自然、文化、歴史などを学ぶといったかたちになります。

また、１階には観光インフォメーションやお土産ショップがあり、さらに２階には展望デッキやカフェも併設されています。

なお、北館入口では、今話題のペッパーくんが館内の紹介をしてくれるので、子供にとっては面白いかもしれませんね。

北館は入場無料なので、南館だけでなく、こちらもぜひ立ち寄ってみてください。