新林公園（藤沢市）

谷戸の自然を満喫できる総合公園

神奈川県藤沢市にある 新林公園（しんばやしこうえん）は、谷戸の自然を満喫できる総合公園です。敷地面積は16.2haで、東京ドーム約3.5個分の広さ。入園料無料、駐車場無料なのも嬉しいポイントです（※）。

公園内には、古民家や長屋門、子連れで楽しいすべり台やザイルクライミングのある冒険広場（遊具広場）、約1.5キロのハイキングコースが楽しめる自然散策路、バードウォッチングが楽しめる川名大池、湿性植物区などがあります。

公園内には、売店や飲食店などはありませんので、昼食をとる場合はあらかじめお弁当や敷物などを持参しておくのが良いでしょう。

神奈川県内で、新林公園と同じように入園無料、駐車場無料で自然が満喫できる公園としては、引地川公園泉の森や、鎌倉中央公園などがオススメ。（ただし、鎌倉中央公園の駐車場は予約が入っている場合は利用不可）

※ただし、満車の場合は、新林公園から徒歩5分の奥田公園に停めることも可能です（こちらの駐車場は有料）。

様々な遊具がそろった冒険広場

新林公園入口の駐車場からほど近い場所に、遊具が楽しめる冒険広場があります。

こちらには、すべり台、うんてい、登り棒などが一体となった遊具や、ロープが張り巡らされた塔のような遊具（ザイルクライミング）、ターザンロープ、全長約8メートルのすべり台などで遊ぶことができます。

幼児から小学校低学年ぐらいの子供が多く見られます。

この冒険広場の端の木陰にレジャーシートを敷いて、休憩したりお弁当を食べたりしている家族連れもいます。ここよりもう少し落ち着いた静かなところでお弁当を食べたい人は、冒険広場の階段を下りて、古民家方面にある梅林の広場がオススメ。梅林や湿性植物区などを眺めながら、ゆったりとくつろぐことができます。

古民家のお庭で遊ぼう

新林公園の駐車場から湿性植物区方面に歩いたところに、古民家（写真）が展示されています。江戸時代後期、名主を務めた柄沢の旧家小池邸の屋敷を移築したものです。市指定の重要文化財として保存されています。

古民家の玄関から土間あたりまでは中に入ることはできますが、床上には立ち入ることができませんのでご注意ください。古民家のお庭で遊んだり、縁側でのんびりしたりして過ごしてみてはいかがでしょうか。

季節の行事に合わせて、おひなさまや、鯉のぼりの展示なども行われています。

また、この写真の古民家以外にも、新林公園内には、旧福原家長屋門を展示しています。江戸時代後期に建てられたもので、状態が良いことなどから、こちらも市指定の重要文化財として保存されています。

めずらしい野鳥に出会えるかも

古民家を過ぎたあたりに、ウッドデッキで整備された湿性植物区があります。こちらでは湿性植物や、水辺の生き物を観察することができます。

また、毎年6月上旬頃からはヘイケボタルも観賞できます。

湿性植物区のウッドデッキを抜けた先には、川名大池があり、バードウォッチング用の壁の穴から野鳥を観察することができます。

季節によっても異なりますが、ホオジロやカワセミ、ヤマガラ、コゲラ、カルガモなどが見られます。双眼鏡などを持参すると、野鳥の細かな動きまで観察できて、子供たちがより楽しめると思います。

相模湾が一望、景色の良い散策コース

新林公園をぐるっと一周するかたちで、自然散策路が整備されています。

オススメコースは、古民家の裏手からスタートし、ぐるっと山道を通って冒険広場へ抜ける約1.5キロのハイキングコース。散策路からは、遠く相模湾まで一望できる見晴らしの良い場所も何箇所かあり、オススメです。

スタート地点やコース途中で、結構なアップダウンがある場所を通りますので、体力に自信のない方や、山道は難しい小さなお子様は避けたほうがいいかもしれません。

途中には、見晴らし台や展望台、休憩広場がありますので、お弁当を持参してお昼休憩をとるのも楽しいかもしれませんね。