江戸東京たてもの園

江戸から昭和にかけての建造物を展示

江戸東京たてもの園の入り口です。都立小金井公園の中にあります。この入口の建物は光華殿といって1940（昭和15）年に皇居前広場で行われた紀元2600年記念式典のために建設されたたてものなんです。歴史を知ってから見ると趣を感じますね。

江戸東京たてもの園は、公園に遊びに来たついでの家族連れや外国人もとても多く訪れています。

エントランスを入ると、東ゾーン、センターゾーン、西ゾーンに分かれていて好きなところから回ることができます。

東ゾーンには、下町の商店が並び、おうどんなどがいただける場所もあります。センターゾーンには西洋の建物が並び、カフェもあります。

西ゾーンには農家などの茅葺き屋根のお屋敷などを見ることができますよ。

写真のビジターセンター内には、カフェやお土産屋さんも入っていてとてもおしゃれな空間です。

また、お土産も外国人に人気のある日本の伝統的なものや、お菓子や写真集、書籍、おもちゃなど、幅広く売られています。

どこか懐かしいお風呂屋さん

どこか懐かしいお風呂屋さんの風景です。東ゾーンの下町中通りには、乾物屋さん、化粧品屋さん、しょうゆ店、文具屋さんなどに並んで「子宝湯」という銭湯があります。中に入ると営業しているかのような雰囲気で広告も当時のままで、壁には富士山の絵が描かれています。今はこのような昭和の雰囲気の銭湯は少なくなってしまったので、とても貴重な建物です。

東ゾーンにある小寺しょうゆ店

東ゾーンにある小寺しょうゆ店です。大正期から港区白金で営業していた商店なんです。今のおしゃれな地区から想像すると、どんな街並みになっていたのでしょう。お店の中には、みそやしょうゆ、お酒が並んでいます。しょうゆが瓶で売られているのは、今ではとてもめずらしいですね。

お店の中にどうやって商品が並べられていたのか、売り場はどうなっていたのか、じっくり見ていくととても楽しいですよ。

隣の蔵の建物では、しょうゆ作りの工程が展示されています。

カフェもやってるデ・ラランデ邸

赤い屋根のおしゃれな洋館は、デ・ラランデ邸です。カフェとしても営業しています。1999（平成11）年まで新宿区信濃町に建っていたのはおどろきですね。中もレトロな喫茶店の雰囲気です。2階に上がって部屋を見学することもできます。

大正時代や明治時代の洋館がいくつか並んでいますが、所有者や時代によっても造りが違っていてとても興味深いです。

お茶やケーキをいただきながら、当時を想像してみるのも楽しいですね♪