大森海苔のふるさと館

海苔作り発祥の地、大森の博物館

大森海苔のふるさと館は、平和の森公園内にある博物館です。海苔作りの歴史や文化を知ることができます。冬季限定で開催している無料の海苔つけ体験はとても人気のあるイベント。1階、2階は常設展になっていて、小型の海苔採り舟「ベカブネ」の展示や、海苔に関連するさまざまな資料を展示しています。

大人気で予約殺到！海苔つけ体験

11月から4月までに開催している海苔つけ体験は、子供から大人まで楽しめるイベントです。予約開始日の午前中に満員になってしまう大人気イベントなんです。海苔切りや水に混ぜる下準備は、ボランティアの元海苔生産者の方が、実演します。その後、参加者が木枠に海苔を流し込み海苔つけを行います。全形サイズのものを1人2回作っていきます。簡単そうに見えて、結構難しく、また、海苔をすくう木箱も重さがあるので、未就学で年中以下の子供の場合は、大人と一緒に作ることをおすすめします。海苔つけしたものは、ふるさと館前に、当日の夕方、もしくは翌日まで天日干し。出来上がったものはふるさと館まで取りに来るか、郵送で送ることもできます。郵送代はかかりますが、それ以外は全て無料で楽しめるとってもお得なイベントなんです。

国の重要文化財を展示

1階の常設展では、昭和30年代に造船された最後の海苔船「伊藤丸」や、小型の海苔採り舟「ベカブネ」を展示。国の重要文化財にも登録されています。

その他、乾海苔作りの作業部屋「海苔付け場」の再現展示や、書籍やインターネットなど、海苔に関するさまざまな情報を提供しているライブラリがあります。

海苔下駄体験が楽しい

2階の展示フロアでは、海苔の発祥の地、大森での海苔産業の歴史を中心に、海苔に関するありとあらゆる資料を展示しています。海苔を養殖するひびを建てるため海苔下駄を履いて振り棒で海底に穴をあける体験「海苔下駄体験コーナー」は子供に人気です。