下町風俗資料館

下町の暮らしや街並みを再現

下町風俗資料館は江戸文化が残る下町の暮らしや街並み、おもちゃなど、下町にゆかりのあるものを展示しています。

上野恩賜公園内の不忍池と隣接する場所にあり。近くには、国立科学博物館や、上野動物園などの子供が楽しめるお出かけスポットもあります。

下町風俗資料館の1階は、商家や駄菓子屋、銅壺屋などの昔の街並みが再現されています。2階には下町の地域や暮らし、季節や年中行事に関する資料が展示されています。

2階建ての館内にぎっしりと下町文化が詰まった子供と楽しめるお出かけスポットです。

路地の駄菓子屋さんに行ってみよう

1階にある駄菓子屋さんです。長屋の住人たちの暮らしと、下町の路地の雰囲気が味わえます。駄菓子屋さんでは実際に商品も購入できます。

駄菓子屋さんの家の中には座敷もあり、靴を脱いで実際に上がることもできます。ちゃぶ台にたんす、畳にほうき、それと縁側もあり、今もそこで暮らしているようなリアルな雰囲気を再現しています。

昔の暮らしには欠かせない銅壺屋さん

駄菓子屋さんを出て路地をもう少し進むと、そこには銅壺屋（どうこや）という職人一家の住まいが現れます。

銅壺とは、銅版で作った湯沸かし器のことです。火鉢に置いて使います。銅壺屋さんは、銅壺ややかん、鍋などを作ったり、修理したりする仕事をしていました。

今のように新しいものがすぐに手に入る時代ではなかったので、生活道具を修理する銅壺屋さんのような仕事は、下町の暮らしには欠かせないものでした。

また、銅壺屋さんのお隣りには、お稲荷神社で良く見る「おみくじ」が置いてあり、ここでは実際におみくじを引くこともできます。子供には楽しいですね。

昔のおもちゃに触れてみよう

2階に上がってすぐのところには、昔なつかしいおもちゃが展示されています。全て手に取って遊ぶことができます。

大人でも見たことがないようなおもちゃがあったりと、時間を忘れて童心に返って遊べます。子供は初めてのおもちゃに興味津々。

銭湯の番台に座れるよ

2階フロアには、下町の地域や暮らし、季節や年中行事に関する資料が展示されていて、ショーケース越しに展示物を見ることができます。

また、ショーケース以外にも昔の茶の間を再現した部屋や、今ではほとんど見られない銭湯の番台なども展示していて、実際に部屋の中に入ったり、番台に座ったりできます。銭湯の番台は、実際に台東区内の銭湯で使われていたものです。

下町風俗資料館では、定期的に紙芝居や工作教室などのイベントも開催されています。また、1階の受付付近には、下町風俗資料館オリジナルのクリアファイルや、手ぬぐい、半てんなどの「和」を感じるお土産も販売しています。