峯市民の森ハイキング

お手軽な散策プランがオススメ

峯市民の森は、JR京浜東北根岸線の「洋光台駅」から徒歩約17分の場所にあるハイキング（散策）スポットです。

道路を挟んで東西に森が分かれていて、東側の森は、なだらかな尾根道が特徴の散策路で、西側の森は少しアップダウンのある雑木林と里山風景が楽しめます。

ぐるっと一回りした場合、子供の足で約40分〜1時間ぐらいのハイキングコースとなっています。（歩数計にして5,000歩ぐらいです）

また、峯市民の森内には5箇所の休憩所と1箇所の公衆トイレがあります。

大人には少し物足りない距離のハイキングコースかもしれませんが、小さな子供と一緒にちょっとした散策をするにはちょうど良い距離感です。お昼前に出発して、森の中の休憩所でお弁当を食べて帰る、そんなお手軽なプランがオススメですよ。

峯市民の森と似たような小規模のハイキングコースが楽しめるお出かけスポットとしては、他に、飯島市民の森や、大室山のお鉢めぐり、鹿沢園地などがオススメです。

なだらかな里山風景から始まる西の森

洋光台駅から歩いて訪れた場合は、位置的にまず西側の森から散策することになります。

西側の森はそれほど大きな森ではありませんので、あっという間に森を抜けてしまうかもしれません。なだらかな里山風景の小道から始まり、次第に下り坂（階段）となる散策路です。

峯市民の森をぐるっと歩くコースを簡単に説明すると、洋光台側から歩いてきた場合、まず西の森から入り、西の森の半分を散策した後、東の森へ移りぐるっと散策。そして、また元の西の森に戻り、先ほどとは違う散策路を通って洋光台側へ戻るルートが一般的です。

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、当記事でご紹介する各チェックポイントを参考にしながら、フォトギャラリーに掲載している地図をたどって歩いてみてくださいね。

コースの所々に写真のような地図があり、現在地が把握できますので、これを頼りに歩かれるといいと思います。

東の森入口

西の森を抜けると、一度、車道にでます。そこから東の森の入口（写真）までは３０メートルほどなので、車道を歩くのはほんの一瞬です。

この付近一帯は、小さな工場が多く建ち並んでいて、こんなところに市民の森の入口があるの？と思うような場所ですが、入口には案内板が立っていますので、これを頼りに歩いてみてくださいね。

スギやヒノキに囲まれた静かな広場

東の森に入って少し歩くと、善正山休憩所（写真）が見えてきます。ベンチが手前に２つ、奥に１つの合計３つ設置されています。

まわりをスギやヒノキに囲まれた静かな広場です。テーブルがないのでお弁当は広げにくいのですが、雰囲気としては、峯市民の森の中では一番良いのではないでしょうか。

なだらかに続く尾根道

善正山休憩所を過ぎると、なだらかな尾根道が続きます。道は狭いところもありますが、明るく雰囲気の良い散策路です。時おり、お隣りの磯子カンツリークラブのゴルフコースがのぞきます。

この先、甘沼休憩所、展望台休憩所が続きますが、甘沼休憩所は老朽化が激しく、展望台休憩所は切株のイスのみでそれほど見晴らしも良くないので、さらに先の「甘沼広場」まで一気に行ってしまって良いかもしれません。

唯一テーブルのある休憩広場です

こちらは「甘沼広場」です。木製のイス・テーブルセットが手前に２つ、奥に１つ設置されています。

草刈りがされていると広場を走り回ったりして遊べるのですが、草刈り前の時期では写真のように走り回るのはちょっと。。かもしれませんね。

それでも、峯市民の森の中で唯一、テーブルのある休憩所なので、お弁当を広げるにはピッタリの場所です。

まわりは木々に囲まれていて静かなのですが、テーブルへの日当たりが良いので、夏場は暑いのがちょっと残念なところ。

西の森の入口は見つけ難いので要注意！

甘沼広場を過ぎると、東の森は終了です。一度、車道に出て、反対側にある脇道を入っていくと、西側の入口（写真）が見つかります。

車道から脇道に入るところには案内板はなく、脇道を入ってちょっとしたところに案内板が立てられています。少し躊躇してしまいそうな入りづらい脇道なので注意してくださいね。

ここからは、雑木林の中を一気に登るルートが続きます。

雰囲気のある「山の神休憩所」

雑木林を一気に登ると、最終地点の「山の神休憩所」に到着です。こちらはベンチが２つ設置されている小さな休憩所になっていて、休憩所の片隅には神様が祀られているお社が建っています。

この休憩所のすごいところは、この小さな敷地の中に、「モチノキ」や「タブノキ」、「シイノキ」など、横浜市が名木古木に指定した大樹がいくつもあるところなんです。

樹齢で言うと300年〜400年前後。一番古いものは440年というから驚きです。幹の太さも３メートルを超え、高さも１０メートルから２０メートルほどある立派な木々がいたることろに植えられています。ハイキングのゴールにふさわしい、雰囲気のある休憩所ですね。

以上のように、峯市民の森は、それほど大きな森ではないので小さな子供でも手軽に歩けるハイキングコースが魅力のスポットとなっています。

また、峯市民の森の近くには、横浜つながりの森でも知られる「氷取沢市民の森」などがあり、ハイキングではそちらの方が人気スポットなので、峯市民の森は、ちょっと穴場のハイキングコースとなるかと思います。