姫の沢公園 アスレチック

すべて無料でアスレチックが楽しめる

熱海駅から車で15分ほど離れた場所にある「姫の沢公園」は、園内全体で50基ものアスレチックが楽しめる自然あふれる公園です。日本の都市公園100選にも選定されています。

熱海峠の中腹という地形を利用した公園のため、園内の散策路はどこも起伏に富んでいて、アスレチック遊具は、その起伏に富んだ散策路沿いに設置されています。

また、おべんとう広場など、3つの広場がありお弁当を食べるのにも最適です。

駐車場は、園内に4箇所あり、どれも無料で利用できるのでオススメです。

このように、姫の沢公園は、入場料無料、駐車場無料でアスレチックを楽しめるお出かけスポットです。終日開放しているので、夏場の早朝からアスレチックを楽しんだりすることもできますよ。

姫の沢公園のように、自然の中でたくさんのアスレチックが楽しめるスポットとしては、ほかにフィールドアスレチック横浜つくし野コースや、東丹沢グリーンパーク アスレチック、藤沢市少年の森、ロマンの森共和国などがオススメです。

他とは違うユニークな遊具も

姫の沢公園のアスレチックは、他とは違うユニークなものもいくつかあります。

その1つは、こちらの「ヨイトマケ」。

「ヨイトマケ」とは、昔、建築現場で地固めの時、重い槌（つち）を滑車で上げ下ろしした作業で、”父ちゃんのためならエーンヤコーラ”、”母ちゃんのためならエーンヤコーラ”という掛け声が特徴的です。

こちらのアスレチックでも、ロープを引っ張って重い槌（つち）を引き上げます。小さな子供の場合は、ロープが引っかかって体を持って行かれないように、ママ・パパと一緒にやるのが良いと思います。

50基完全制覇に挑戦！？

姫の沢公園を利用する人の多くは、管理事務所やおべんとう広場などの近くにあるメインの駐車場（サザンカ駐車場、林間駐車場、スポーツ広場駐車場）に停めてアスレチックを楽しみます。

この場合、アスレチック広場をスタート地点として、ぐるっと一周するアスレチックコースになるのですが、このコースで楽しめるアスレチックは全部で40基に限られます。

もし、50基すべてを完全制覇したい場合は、少し離れた「峠の駐車場（※）」に車を停めて、「峠の広場」をスタート地点として、ぐるっと一周するコースを利用することになります。

ただし、完全制覇のコースは、かなりアップダウンがキツイので注意が必要です。行きの下りはいいのですが、帰りの登りは、体力のある大人でも息が上がってしまうほどキツイ傾斜となっています。

※峠の駐車場は、伊豆スカイラインの熱海峠IC手前の脇道を入ってしばらく行ったところにあります。（伊豆スカイラインに乗らなくても利用できます）

タイムトンネルをくぐり抜けよう！

こちらは、「タイムトンネル」というアスレチック遊具。ハシゴを降りて、その先にあるトンネルをくぐり抜けます。

入口だけ見ると、ちょっと暗くて怖いのですが、実際にハシゴを降りてしまえば大丈夫。トンネルの先も明るくなっていますので、怖くはないと思います。トンネルのサイズ的に大人の方がくぐるのは少し窮屈かもしれません。大人の方は、トンネルの出口で待っていてあげてくださいね。

なお、トンネルを抜けた先は丸太の階段になっています。トンネルを勢いよく進みすぎて、丸太の階段から落っこちてしまわないように気をつけましょうね。

体を使ってリズムよく演奏できるかな？

こちらは、「山の音楽隊」というアスレチック遊具です。姫の沢公園スタッフもイチオシの遊具です。

ぶら下がっている鉄のパイプを叩いて音を出します。パイプの長さによって音階が異なり、パイプは「ドレミファソラシド」の順に並んでいます。

ここまでくると、アスレチックというより、ただの楽器という感じもしますが、体を使ってリズムよく演奏するというところがアスレチックっぽくて楽しめます。

パイプを叩く棒は２つ用意されていますので、２人一緒に演奏できますが、棒につながれたロープが絡まらないようにしないと、うまく演奏できないので注意しましょう。

”ししおどし”みたいなアスレチック

こちらも「水楽器」というちょっと変わったアスレチックです。

竹筒の中に水をいっぱいに入れると、水の重さで竹筒が傾いて水がこぼれ、水がなくなって軽くなって元に戻る反動で音が鳴る仕組みです。原理は”ししおどし”と同じです。

水は、池から汲みあげますが、井戸から水を汲みあげるように、バケツをたぐり寄せて水を汲まないといけません。バケツ2杯分ぐらいを竹筒に入れると、竹筒が動き出します。

水を汲みあげるときに、ズボンや靴が濡れることがありますので注意しましょう。そして、水を汲みあげる反動で、池に落っこちてしまわないように、特に小さな子供の場合は、ママ・パパがサポートしてあげるようにしてくださいね。

休憩に使える3つの広場

休憩をしたり、お弁当を食べたりする場合は、公園管理事務所の近くにある「おべんとう広場」や「ピクニック広場」、「アスレチック広場」がオススメ。

特に、「おべんとう広場」は、写真のように大きな屋根付きの休憩所となっていますので、夏の暑い時でも日差しがさえぎられて快適に過ごせます。

休憩をしながら、まわりで小さな子供を遊ばせたい場合は、「アスレチック広場」がオススメです。こちらの広場内には、6基のアスレチック遊具が設置されていますが、比較的小さな子供でも遊べる遊具がそろっています。

どちらの広場の近くにもトイレや水道（手洗い、水飲み場）があるので安心です。

通常の複合遊具でも遊べます。

姫の沢公園内には、アスレチック遊具としてカウントされていない遊具もいくつか存在します。

写真は、すべり台と、うんてい、タイヤぶらんこで構成された遊具です。峠の駐車場近くにある「峠の広場」内にある遊具で、広場内は芝生になっていて、近くにはベンチやテーブルもあるので、子供を遊ばせながら、ママ・パパはベンチから見守ることもできます。

姫の沢公園は、アップダウンのあるハイキングコースで、散策をしながらアスレチックを楽しむという、親子でアクティブに過ごすことのできるお出かけスポットです。

園内にはところどころにトイレは設置されていますが、自動販売機は管理事務所前など限られた場所にしかありませんので、必ず水筒などの飲み物を持参するようにしてくださいね。

そして、体力に自信のある親子は、50基の完全制覇にチャレンジしてみるのも良いですが、まず最初は40基のコースをまわってみるのが無難かもしれません。