大山ハイキング

往復5時間の登山にチャレンジ！

神奈川県にある大山（丹沢大山国定公園）のハイキングコースをご紹介します。

今回は、大山第一駐車場から出発し、こま参道を通り抜け、大山ケーブルカーに乗車、阿夫利神社から夫婦杉のある左ルートで山頂へ登ります。

帰りは見晴台、二重の滝のある右ルートを通り下山するコースです。

大山第一駐車場からの所要時間は、子供の足で、登りはおよそ2時間30分〜3時間。下りは2時間〜2時間30分かかります。道のりはおよそ8キロ、高低差は1,000メートルとなります。

子供が楽しめるポイントとしては、ケーブルカーに乗れたり、こま参道でお土産を選んだり、阿夫利神社周辺や山頂茶屋でグルメを楽しんだりできるところ。

登山道は石がゴツゴツあって急な場所もあり、小学生ぐらいの子供にはキツイところも多いですが、その分、登頂した時の達成感は格別ですよ！

他にも、子供がチャレンジできる登山型のハイキングスポットとしてオススメなのは、高尾山ハイキングや、犬倉山ハイキング、茶臼山高原などがあります。

土日祝や混雑時期は早めのお出かけを

電車・バスを使って大山へ向かう場合は、小田急線「伊勢原駅北口」からバスに乗車し30分ほどで大山ケーブルバス停（こま参道の入口付近）に到着します。

車の場合は、こま参道周辺の公営駐車場や民間駐車場を利用することになります。一番近い駐車場は「大山第二駐車場（1,000円/1日）」ですが、土日祝には朝7:30前後で満車になってしまいます。

最安値の「大山第一駐車場（写真）」は600円/1日とお得ですが、こま参道入口から600メートルほどあり、上りの坂道で10分ほど歩きます。上りの坂道と言っても、これからチャレンジする登山道に比べれば大したことはないのですが、こま参道入口の前からいきなり上り坂が始まるので、気分的にはキツイかもしれませんね。

混雑時期などは、大山第一駐車場も満車になりますので、さらに離れた臨時駐車場に停めて、そこから無料のシャトルバスを利用することもできます。

土日祝や、混雑時期は、早めのお出かけをオススメします。

こま参道でお土産選び♪

こちらは「こま参道」の様子です。両側にお土産屋さんが立ち並びます。

手作り、アツアツのお団子やおせんべいなども店頭で売られていたりするので、下山した際のご褒美として食べるのもいいですね。

こちらのこま参道は、500メートルほど（歩いて10分ほど）続きます。

ケーブルカーに乗ってみよう！

こま参道を通り抜けた先には、大山ケーブル駅があります。

ケーブルカーは20分間隔で運行しています。土日祝や混雑時期などは、10分間隔となる場合もあります。

こちらのケーブルカー、走行中はあまり揺れませんが、駅に停車する際にかなり揺れる場合がありますので、子供が立って乗車する場合は、しっかりと手すりにつかまるようにしてくださいね。

トンネルをいくつかくぐり抜け、気持ちの良い景色の中をケーブルカーは走り抜けます。

ゴツゴツした登山道をガンバって登ろう

ケーブルカーが到着した駅から少し歩くと、雨降りの神様でも有名な「大山阿夫利神社下社」に到着します。

こちらの周辺には、飲食店やお土産屋さんが並んでいて、焼き団子、ソフトクリームなどが売られています。

今回ご紹介するのは、この大山阿夫利神社下社の左脇から続く、登山道（左ルート）を通るハイキングコースです。

写真のように、ゴツゴツした石・岩が転がる登山道で、斜度もかなり急。場所によっては手をついて登らないといけないところもあります。

大山阿夫利神社下社から山頂まで、子供の足で2時間ぐらいかかりますので、所々で休憩を入れながら、がんばって登って行きましょう。

絶景ポイントで小休止。。

登山道の途中、写真のような絶景ポイントもいくつかあります。

ベンチのある休憩所は２箇所ほどですので、それ以外の場所では岩や丸太に腰を下ろして休憩してください。

また、左右に同じかたちをした樹齢5、600年の「夫婦杉」や、天狗が鼻を突いて開けた穴だと言われている「天狗の鼻突き岩」なども登山道の途中で見ることができます。

標高1,247メートルの山頂に到着！

ゴツゴツした石・岩の登山道をひたすら登っていき、ようやく標高1,247メートルの山頂に到着！

山頂付近には、イス・テーブルやレジャーシートを広げられる場所が多くありますので、さっそくお昼ご飯に。

また、山頂茶屋には、焼きおにぎりやカレーライス、山菜そば、とん汁、カップラーメンなども販売していますので、こちらで購入するのもアリです。

山頂周辺でレジャーシートを広げるスペースが見つからないほど混雑している場合は、公衆トイレ脇から奥に入った、電波塔付近のスペースが穴場で比較的空いていますのでオススメ。

やや緩やかな階段が続きます

今回の下山ルートは、見晴台、二重の滝を経由して大山阿夫利神社下社へ戻るルートです。

登りルートに比べると、距離はありますが、やや傾斜は緩やかなルートで、ゴツゴツした石・岩も少なく、階段が整備されているところが特徴です。

ただし、１箇所、とっても狭くて滑落の危険がある場所を通るので注意が必要です。でも、手すりや、ロープが設置されていますので、しっかりつかまって歩けば大丈夫。念のため、ママ・パパは子供をサポートしてあげてくださいね。

ほっと一息できる休息ポイント

下山道の途中にある「二重の滝」です。橋の上から観賞することができます。

モミ、アラカシ、ブナなどの原生林の中に突如として現れる景観で、つかの間の休息ができるポイントです。ほっと一息、のんびりと眺めていたいですね。

あなたは男坂？女坂？

下山道を歩いて大山阿夫利神社下社へ戻ったあとは、行きと同じようにケーブルカーで大山ケーブル駅まで下ってもいいですし、体力が残っていれば、歩いて下ることもできます。

歩くルートは「男坂」と「女坂」の二手に分かれています。「男坂」は、距離が短いですが、とっても急な階段が続くルート、「女坂」は距離は長いですが、男坂に比べると緩やかなルート。

ちょっと、究極の選択ですが、足が限界に近付いているなら、迷わず「女坂」を選んだ方が無難です。「男坂」は本当に急階段ですので。

男坂・女坂を抜けると、元来たこま参道に到着します。

往復５時間のハイキング、子供もママ・パパもかなりの達成感があったのではないでしょうか。