港の見える丘公園（横浜市）

家族で1日過ごせる公園

港の見える丘公園は横浜中華街から歩いて5分ほどの場所にある公園です。

横浜港やベイブリッジが一望できる展望台や、噴水広場、旧フランス領事官邸跡、山手111番館、イギリス館などが無料で楽しめます。（大佛次郎記念館、神奈川県近代文学館は有料で見学することができます。）

港の見える丘公園の向かいにある専用駐車場は駐車スペースが17台しかなく、土日祝は大変混雑しますのでご注意ください。周辺の徒歩圏内にコインパーキングがいくつか利用できます。

園内のローズガーデン内には、桜の木（ソメイヨシノ）が10本ほど植えられていて、毎年3月下旬から4月上旬にかけて楽しむことができます。（神奈川県近代文学館周辺にも桜が植えられています）

公園内で横浜港の景色を楽しんだり、噴水広場でお弁当を食べたり、山手111番館やイギリス館などの西洋館を見学しながら家族で1日過ごせる公園です。

山手地区にある他の 西洋館 も合わせて見学したり、横浜中華街でお食事をしたりして、充実したお出かけプランを計画して見てくださいね。

港の見える丘公園のように、博物館や美術館が敷地内にある（または隣接している）公園は、他にも県立観音崎公園や、府中市郷土の森博物館、飛鳥山公園などがオススメです。

マリンタワー、ベイブリッジを一望

こちらは、公園のちょうど中央付近にある「展望台」です。

展望台からは、本牧、新山下、横浜港や、マリンタワー、ベイブリッジなどを一望することができます。

展望台の柱付近（柱1本おき）には円形のベンチも設置されていて、ゆっくり座って景色を眺めることもできます。土日祝は人が多く、ゆっくりベンチに座る漢字ではないかもしれませんんが。。

夜になると、展望台周辺はライトで明るく照らされていますので、安心して夜景を楽しむこともできますよ。

噴水広場にはベンチがたくさん。

展望台のお隣りには、広々とした噴水広場があります。

広場の周りを囲むようにベンチがたくさん設置されていますので（ベンチの数：約２４）、土日祝の混雑時でも座る場所が無くて困ることはあまりないと重ます。

噴水の周囲にはちょっとした芝生スペースがあり、小さな子供が遊ぶにはちょうどいい場所です。

ちょっと遠目ですが、こちらのベンチからローズガーデンの桜を見ることもできますよ。

旧フランス領事官邸跡

こちらは、展望台から中華街方面へ少し歩いたところにある「旧フランス領事官邸跡」です。

初期のフランス領事館邸は1923年の関東大震災で倒壊・焼失してしまいましたが、その後、1930年に新しい領事館邸が建てられました。

1階部分がコンクリート造り、2、3階部分は木造の3階建ての建物だったそうですが、現在こちらに残されているのは、1階部分のコンクリートの壁のみです。建築面積は222.5㎡で、当時は、1階部分に大きな玄関ホールや7つほどの部屋があったというから、相当立派なお屋敷だったことが想像できますね。

スペイン風洋館見学と癒しのカフェ

こちらは、港の見える丘公園の南端にあるスペイン風の洋館「山手111番館」です。

1926年にアメリカ人ラフィン氏の住宅として建設された、地上2階、地下1階の建物となっています。

地上2階は昭和初期の洋館を体験できるように家具などが配置され、無料で見学できるよう開放されています。吹き抜けの優雅なホールや、開放感のあるリビングルーム、バスルームなどを見学できます。

地下には、ローズガーデンを見下ろせる喫茶室「カフェ・ザ・ローズ」があり、紅茶やジュースにケーキ、ハンバーグ、ビーフシチュー、クロワッサンサンドなどの軽食もいただけます。特にオススメは、オリジナルローズティー。口に含んだ瞬間に、ふわっと香る薔薇の香りが癒されますよ。

英国総領事公邸を見学

こちらは山手111番館のお隣りにある「横浜市イギリス館」です。

1937年に英国総領事公邸として建てられた、鉄筋コンクリート2階建ての建物です。

常時見学ができるのは、2階の展示室と寝室になります。1階にはホールがあって、コンサートや発表会などに利用できます。コンサートや発表会などの予約がないときは1階ホールの見学ができます。

イギリス館内で利用できる多目的トイレには、ベビーシートやベビーチェアなどが設置されているので小さな子供を連れて訪れても安心なんです。

以上のように、港の見える丘公園は、公園エリアでのびのび遊び、西洋館では当時の暮らしや歴史を感じることができるお出かけスポットとなっています。入園料、西洋館の入館料が無料で楽しめるところもイチオシの理由です。