県立東高根森林公園

多摩丘陵の自然を感じられる公園

県立東高根森林公園は、広大な古代芝生広場を中心に、多摩丘陵の自然をいっぱいに感じられる公園です。全体的に、ややアップダウンがありますが、バリアフリー化されているところが多く、また、正面入口から湿生植物園の木道デッキにかけては、平坦な道が続きますので、ベビーカーでも楽々散策できます。駐車場が平日無料なのも魅力の1つ。

古代遺跡が眠る芝生広場

古代芝生広場は公園のやや北側にあります。駐車場からケヤキ広場を通り抜け、右手の湿生植物園側、または左手の花木広場側から回り込むように登って行った高台に、突然広大な芝生広場があらわれます。あまり知られていないかもしれませんが、この芝生の下にはなんと、弥生時代〜古墳時代あたりの竪穴式住居が眠っていると言うから驚き。学術上、とても価値があるところなんです。

週末には多くの子供たちが、芝生広場いっぱい使って走り回ったり、木登りをしたりして楽しんでいます。

子供広場の遊具で遊ぶ

すべり台やブランコ、小さなウォールクライミングなどの遊具がある「子供広場」。湿生植物園の木道デッキを通り抜けたその先にあります（公園北口のすぐ近く）。広場としては小規模で、時間をかけて遊ぶようなところではありませんが、一通りの遊具や砂場などは揃っていて楽しめます。

毎年恒例の収穫感謝祭

駐車場から約100メートル進んだあたりから、長〜い木道デッキが続いています。このあたりは、湿生植物園と呼ばれ、5つのゾーン（稲作田ゾーン、湿生花園ゾーン、湿生樹林ゾーン、湿生野草ゾーン、梅林ソーン）に分かれています。中でも稲作田ゾーンでは、毎年11月23日に収穫感謝祭が行われ、もち米を収穫し、餅をついて振る舞われます。子供も楽しいイベントとなっており、おすすめです。

ピクニック広場でお弁当

お弁当を食べるならピクニック広場もおすすめ。木々に囲まれた広場に木製のテーブルセットがいくつも用意されています。駐車場わきの階段を登ると着くので、公園に着いてすぐにお弁当にしよう、というときに利用したい場所です。

県立東高根森林公園は、遊具で遊ぶというより、自然の木々に囲まれた広い芝生でのびのびと走りまわれる公園となっています。