金沢市民の森ハイキング

一周約5キロの歩きやすい散策路

横浜の円海山周辺にあり、「横浜つながりの森」の１つとして人気のある「金沢市民の森」では、ぐるっと一周約5キロのハイキング・散策が楽しめます。所要時間はお昼休憩を入れないで、子供の足だと約1時間から1時間30分ほど。

途中には、横浜市最高峰156.8メートルの大丸山山頂の広場もあり、景色を楽しみながらお弁当を食べることができます。

金沢市民の森としての専用駐車場はなく、周辺にもコインパーキングがほとんどありません。お隣りの「横浜自然観察の森」の駐車場にとめて、両方の森をハイキングするのもありです。

また、いま話題の駐車場シェアサービス（特Pなど）では丸1日借りてもおよそ400円〜（場所により値段は異なります）という低価格で利用できるので、こちらを利用するのも手ですよ。

金沢市民の森の中は、一部、大丸山山頂への階段・登り道を除けば、比較的平坦で歩きやすい散策路が続き、小さな子供と一緒にハイキングをするのにピッタリなお出かけスポットとなっています。

円海山周辺の「横浜つながりの森」には、この他に、横浜自然観察の森、瀬上市民の森、氷取沢市民の森、金沢自然公園があり、大自然の中をハイキングできるオススメスポットとして有名です。

3箇所の絶景地点が楽しい西側尾根道

金沢市民の森の散策路の多くは尾根道で構成されています。西側の尾根道は20分ほど、東側の尾根道は30分ほど続きます。特に西側の尾根道では、写真のような見晴らしの良いポイントもいくつかあり、歩く人の目を楽しませてくれます。

西側の景色は、大船駅方面に広がる家々と小高い山々が、目の前一面に広がります。西側の尾根道では写真のようなビュースポットが3箇所あります。

残念なところは、こういった絶景ポイントではベンチなどが設置されていないので、ゆっくり座って眺めを楽しむことができない点です。

また、尾根道というだけこともあり、道の両端が崖のような急斜面になっているところもあるので、十分注意して歩きましょう。多くの危険な場所はロープなどが張られていますので大丈夫だとは思いますが、子供がふざけながら歩いている場合は注意してあげてくださいね。

130段の急階段の先には。。

西側尾根道を横浜自然観察の森方面へ歩いていくと、大丸山への分岐地点が現れます。この分岐地点から大丸山の山頂までは、距離にして100メートルほどしかありません。しかし、この100メートルが難関なんです。130段ほどある、とっても急な階段になっていて、登り終えた頃には膝に手を当てるほど息が切れてしまいます。

でもその後に待っているのは、横浜市最高峰の絶景！山頂広場からは、金沢市民の森の東側に広がる街並みや東京湾、八景島、遠くは房総半島まで眺めることができます。

横浜市最高峰といっても、標高156.8メートルしかないのですが、その標高以上に見晴らしは抜群ですよ。

通行止め情報は事前にチェックして

「金沢市民の森」の中の散策路は、台風などの自然災害の影響を受けている場所もあり、場所によっては散策路が通行止めとなっている場合があります。

散策路の途中にある案内マップなどに通行止め情報が記載されていますが、事前に横浜市の「つながりの森」ホームページで情報をチェックしてからお出かけするのがオススメです。

また、横浜市民の森の中には公衆トイレが設置されていません。トイレを利用する場合は、お隣りの「横浜自然観察の森」の中にある自然観察センターに行くのが一番近いと思われます。「横浜自然観察の森」の中に全部で3箇所の公衆トイレが設置されています。

金沢市民の森の散策路にはいくつかの分岐点があり、道を間違えると、別の市民の森へ行ってしまいます。散策路に記載されたA9、G12、H2のような位置標識と、地図に記載された番号を照らし合わせて現在地を確認しながら進んでいくのが、道を間違えないコツですよ。