大和サンプル製作所

夏休みの自由研究にも最適

大和（やまと）サンプル製作所は、東京都豊島区にある食品サンプルの制作体験ができるスポット（体験教室）です。ゼラチンとシリコンを使ったパフェ制作や、蝋（ロウ）による天ぷら制作などが体験できます。

子供の夏休みの自由研究として利用する人も多くみられます。体験するには公式ホームページの予約フォームから事前予約が必要です。

大和サンプル製作所は、第一工房から第三工房まであります。第一工房は食品サンプルの工場となっています（体験はありません）。第二工房は工場と、天ぷら制作などのロウを使った食品サンプルを中心とした体験ができます。第三工房はパフェを中心に食品サンプル制作体験のみを行なっています（工場はありません）。

工場見学のみは受け付けていませんが、体験された方や付き添いの方は工場の見学も行うことができます。

大和サンプル製作所のように工場見学と制作体験ができる他のお出かけスポットとしては、かまぼこ博物館がオススメです。

レストランなどの店頭でおなじみの「食品サンプル」ですが、昭和初期に誕生した日本独自の文化なんです。発祥の地としては、岐阜県の郡上八幡と言われています。大和サンプル製作所も岐阜県郡上八幡で1952年に設立され、食品サンプルの販売とリースを行ってきた会社です。

手先が器用な日本人ならではの文化と言えるでしょうね。

最初にトッピングを選ぼう！

ここからはリアルサイズパフェの制作体験をご紹介します。

まず最初に、パフェの上に乗せるトッピングを15種類ほどの中から選びます。このトッピングはあらかじめ工場で作り用意したものになります。

お手本のパフェを参考にしながら、構図や色合いを考えながら選びましょう。各トッピング素材には裏表がありますので、どの角度で配置するのかも考慮する必要があります。

ちなみに、リアルサイズパフェの対象年齢は8歳からとなっています。8歳未満でも体験は可能ですが、一部の工程で力のいる作業がありますので、保護者の方と一緒に行うのがいいと思います。

体験メニューによって対象年齢は異なります。ラーメンやチャーハン、寿司キャンドルなどは難易度が高く対象年齢は10歳以上となっています。

パフェで一番大事な生クリームの注入

次にフルーツソースを選びます。フルーツソースの種類は、ブルーハワイ、マンゴー、いちごなど。素材はゼラチンでできています。

フルーツソースは熱して溶かした状態にしないといけないので、準備はスタッフの方が行います。

そして次に、パフェで一番大事な生クリームの注入です。容器の底にフルーツソースが溜まっている状態で、生クリームを絞って注入していきます。生クリームと言っても食品サンプルですので、実際はシリコンでできています。

この作業は力がいりますので、ちょっと力に不安な子は、スタッフの方や保護者の方にサポートしてもらいながら絞っていきましょう。

円を描くように絞っていき、円をちょっとずつ、ちょっとずつ小さくしていく感じでやるのがコツです。

きれいにトッピングできるかな

シリコンの生クリームが注入できたら、最後に先ほど選んでおいたトッピングを乗せていきます。トッピングは、裏表に注意して慎重に乗せましょう。シリコンが固まる前に乗せないといけません。

全てトッピングが乗せ終わったら出来上がり。本物そっくりの手作りパフェの完成です。所要時間はおよそ30分ほどです。

シリコンが完全に固まるまで24時間ほどかかりますので、厳重に箱詰めして手提げの紙袋に入れて持ち帰ります。（宅急便等での発送はしていませんのでご注意ください）

本物そっくりの食品サンプルを展示

第三工房内には、大和サンプル製作所が手がけた食品サンプル作品も展示していますので自由に手にとって見ることができます。

また、食品サンプルのキーホルダーもこちらで販売しています。

大和サンプル製作所の工房では、常時サンプル制作体験を開催していますが、各地のイベント会場（企業や店舗、住宅展示場）などでも食品サンプル制作体験を行なうことがありますので、公式ホームページなどでチェックしてみるのもいいかもしれませんね。