飯島市民の森ハイキング

丘の上部エリアと、せせらぎ緑道で遊ぶ

横浜市栄区にある飯島市民の森は、横浜市の「市民の森」に指定された中規模のハイキングスポットです。専用駐車場はありません。周囲６分圏内には数は少ないですが、コインパーキングがいくつかあります。

飯島市民の森は、全体的に見ると起伏に富んだ散策コースと言えますが、一度丘の上に上がってしまえば、丘の上部エリアはなだらかです。丘の上部エリアには、「白幡の森広場」「富士山の見える広場」「サクラが丘広場」「野鳥の森広場」の４つの小さな広場とそれらを結ぶなだらかな散策路を楽しむことができます。

また森の周囲には飯島せせらぎ緑道が整備されていて、緑道に沿って流れる小川では生き物観察などをして遊ぶこともできますよ。

森の南側には公衆トイレが１つだけ設置されています。丘の下部にあるので、４つの広場からは少し行きにくい場所にありますのでご注意ください。

横浜市の市民の森の中で、小川遊びができるスポットとしては、この他に、氷取沢市民の森や、瀬上市民の森、横浜自然観察の森などがオススメです。

木々と草地が続く、のどかな散策路

丘の上部エリアの散策路です。800メートルほどのなだらかな散策路が楽しめます。

深い森の中を歩く散策路という感じではなく、適度な木々と草地が続く、のどかな散策路といった感じです。

ただし、丘の上部エリアの散策路は一本道。ぐるっと一周散策するには、丘を一度下って、またのぼるルートを行かなければならず、なかなかの急階段ですのでご注意くださいね。

それでは、丘の上部エリアにある４つの広場をご紹介します。

白幡の森広場

まず最初にご紹介するのは「白幡の森広場」。

丘の上部エリアの西の端にある広場です。広場内には、ベンチ、テーブル、あずまやなどがあり、飯島市民の森の中では一番大きな広場になります。

ベンチに座ったり、広場内の草地にレジャーシートを広げて休憩したりできます。広場内にはシンボル的な大きな木があって、よく子供達が木登りをして楽しむ姿が見られます。

富士山の見える広場

続いて、「白幡の森広場」とは反対の端にある「富士山の見える広場」です。

こちらの広場は、名前の通り富士山がよく見える広場になります。写真のベンチに座って、飯島市民の森から西側の景色を眺めることができます。

広場内には草地がほとんどないので、レジャーシートを広げるにはあまり適してないかもしれません。

お弁当を食べながら富士山が拝めるので、オススメの広場です。

※実は、「富士山の見える広場」というのは正式な名称ではありません。富士山がきれいに見える広場なのですが、特に名前が付けられていない広場ですので、こう名付けてみました。

サクラが丘広場

続いて、「白幡の森広場」と「富士山の見える広場」の間にある「サクラが丘広場」です。

広場内には大きな桜の木が２〜３本植えられていて、桜の季節にはベンチに座りながらお花見をすることもできますよ。

見晴らしの良いところにある広場なのですが、ベンチに座った状態では、木々が邪魔をしてあまり景色が楽しめないところが少し残念なんです。

広場内には草地もあるのですが、レジャーシートを広げるには少し狭いかもしれません。

野鳥の森広場

最後にご紹介する４つ目の広場は、「野鳥の森広場」です。こちらも「白幡の森広場」と「富士山の見える広場」の間にある広場です。

野鳥の森と言うほど、木々に囲まれた感じではないのですが、この場所に来ると確かに野鳥の泣き声がたくさん聞こえます。ベンチに座って耳をすませてみてはいかがですか？

ただし、広場の周囲に木々が少なくベンチが木陰にならないため、夏場は少し暑いかもしれませんね。

飯島せせらぎ緑道で小川遊び

こちらは、飯島せせらぎ緑道に沿って流れる小川です。

飯島せせらぎ緑道は飯島市民の森の周囲に整備された長さ６００メートルほどの散策路です。水辺にはトンボやメダカ、あめんぼうなどが生息していて観察することができます。

どちらかと言うと、丘の上部エリアよりも、こちらの小川で遊ぶ子どもたちの方が多い印象です。

以上のように、飯島市民の森では、丘の上部エリアにある４つの広場をめぐりながら散策を楽しんだり、せせらぎ遊びができるお出かけスポットとなっています。